リコーと理研「技術の実用化の兆し」判別するアルゴリズムを開発

AI要約

リコーと理化学研究所は技術の実用化の兆しを数値で判定できるアルゴリズムを開発したと発表。

共通して出現するキーワードを多重解析することで、研究論文の増加が収束し、特許が急増しているパターンを判別。

新技術の特許も出願済みで、リコーは研究開発テーマ探索を効率化する。

リコーと理研「技術の実用化の兆し」判別するアルゴリズムを開発

 リコーと理化学研究所は6月4日、技術の実用化の兆しを数値で判定できるアルゴリズムを開発したと発表した。論文と特許に共通して出現するキーワードを多重解析することで、研究論文の増加が収束し、特許が急増しているパターンを判別する。

 両者が2023年に開発した、既存の技術文献データから新しいトレンドの変化点を定量的に測定・把握するアルゴリズムを応用した。

 研究の主なアウトプットである論文と、ビジネスの主なアウトプットである特許それぞれで、共通して出現するキーワードの増減パターンを座標解析で判別。研究論文の増加が収束し、特許が急増しているパターンを判別することで、実用化の兆しをとらえる。

 新技術の特許も出願済み。リコーは新技術を活用することで、研究開発テーマ探索を効率化する。