「もうひとつのWBC」障害者野球世界大会日本代表主将・松元剛さんに密着、東海テレビ「ゲンさんのハンドサイン」29日深夜放送。呂布カルマがラップでナレーション

AI要約

障害者野球世界大会で活躍する松元剛さんのドキュメンタリー。事故で片腕・両手の指2本を失ったが、常にポジティブな姿勢で前向きに生きる彼の物語。

松元さんは障害者野球の世界大会で日本代表の主将として活躍。人々の心を動かすプレーを通じて、障害者でも幸せを掴めることを証明しようとしている。

ラッパー呂布カルマがナレーションを務め、伊藤ゴロー作曲の音楽「幸せの証明」と共に、笑いと涙のあるスポーツドキュメンタリーが描かれる。

「もうひとつのWBC」障害者野球世界大会日本代表主将・松元剛さんに密着、東海テレビ「ゲンさんのハンドサイン」29日深夜放送。呂布カルマがラップでナレーション

「ゲンさんのハンドサイン」

〈5月29日(水)深夜0時25分から 東海テレビ(ローカル)〉

 事故のため片腕ともう片方の腕の指2本を失いながら、障害者野球世界大会で日本代表の主将を務めた松元剛さん(50)=名古屋ビクトリー=に密着したドキュメンタリー。

 「飲んでも飲まれるな! あれはウソ。飲んだらとことん飲まれろ!」宴会で楽しげに語る松元さんは休肝日もいらない元気な男。彼は、23年前の感電事故で障害者になった。左腕、右手の人さし指と中指を失った。

 しかし今は超ポジティブ。口癖は「テンション次第で世の中が変わる!」「こういう姿なんで、相手がどう接していいか、迷っちゃう」「僕のテンション次第で、大きくいったら世の中が変わる感じ」。だから、「もうひとつのWBC」と呼ばれる障害者野球の世界大会で日の丸キャプテンを託された。

 彼はこの大会を通じて自分の人生で証明したかった。障害者でも人々の心を動かすプレーができるという事を。そして、たとえ指が3本になったとしても幸せをつかめると…。笑いあり、涙ありのスポーツドキュメンタリー。最後に明かされるハンドサインの意味とは?

 「寛容ラップ」CMが話題になった名古屋を拠点に活躍するラッパー呂布カルマが、ラップでのナレーションに初挑戦。音楽は伊藤ゴロー作曲の「幸せの証明」。

 【吉野健プロデューサー・コメント】松元剛さんとの出会いは2010年、松元さんが、第2回世界身体障害者野球大会の日本代表に選ばれた時でした。出会ってすぐに松元さんの元気で明るいキャラクターにほれ、世界大会での活躍をその年、ニュースで特集しました。世界身体障害者野球大会は、4年に一度開催される世界大会で、2014年の第3回大会、2018年の第4回大会では、松元さんは代表には選ばれませんでした。自分の中でも少し記憶から薄れかけていた2023年、コロナ禍の影響で5年ぶりに開催となる世界大会が、地元のバンテリンドームナゴヤで行われるという記事をネット上で目にしました。HPで日本代表メンバーを調べたところ、なんとそこには「主将、松元剛」とあって、すぐにご本人と連絡を取り、ニュースの取材を経てドキュメンタリー番組を制作することとなったのです。取材を通して、一番強く感じた事は、松元さんたち障害者野球に取り組むメンバーは、みんな、「自分たちのプレーで人々を感動させたい」という思いが強いということです。そして、障害者野球をもっとたくさんの人に知ってもらいたいと考えている事ですね。彼らの思いに応えたく、障害者野球のリーダー松元さんにスポットを当て、人間性も含めて障害者野球の魅力を知っていただけたら幸いです。