【名人戦】藤井聡太名人が最年少初防衛!タイトル戦無傷の22連覇 豊島九段の挑戦を4勝1敗で退ける

AI要約

将棋の第82期名人戦7番勝負の第5局が行われ、藤井聡太名人が挑戦者を下して初防衛を決めた。

藤井名人は22歳10カ月での名人防衛と北海道対局で7連勝を達成し、最年少記録を更新した。

豊島将之九段は5期ぶりの名人復位を目指したが、今局では藤井名人に敵わなかった。

  将棋の第82期名人戦7番勝負(毎日新聞社、朝日新聞社主催)第5局は27日、北海道紋別市のホテルオホーツクパレスで第2日が指され、先手の藤井聡太名人(21)=王将含む全8冠=が挑戦者・豊島将之九段(34)を99手で下し、シリーズ成績4勝1敗で初防衛を決めた。

 藤井名人は第4局で初黒星を喫するも、第1局から3連勝とシリーズを終始リード。豊島九段の挑戦を退けた。藤井はこれでタイトル戦無傷の22連覇。21歳10カ月での名人防衛は1984年(昭59)に谷川浩司・現17世名人が樹立した22歳1カ月を更新する最年少記録となった。なお、北海道対局は無傷の7連勝。

 5期ぶりの名人復位を目指した豊島は今局、藤井戦で初の振り飛車を採用したが及ばなかった。

 

 藤井の次局は31日の第9期叡王戦5番勝負第4局(千葉県柏市)。こちらは伊藤匠七段(21)に1勝2敗とカド番に追い込まれている。