郷ひろみ 全国ツアーをスタート 王道のヒット曲がズラリ「楽しんで。それが僕のミッション」

AI要約

歌手郷ひろみ(68)が全国ツアー初日公演を成功裏に行い、ファンから大きな歓声を受けた。

新曲「できるだけ、」も初披露し、ファンを驚かせてSNSで拡散するように求めた郷は、約2時間で23曲を熱唱した。

郷ひろみの円熟味が増してさらにパワーアップしている姿が目立ち、55周年を迎える3年後への意気込みも明かした。

郷ひろみ 全国ツアーをスタート 王道のヒット曲がズラリ「楽しんで。それが僕のミッション」

 歌手郷ひろみ(68)が25日、千葉・松戸市の「森のホール21」で、全国ツアーの初日公演を行った。

 スタート曲「More3」の前奏が流れると約1850人のファンは大きな歓声とともに総立ち。サングラスをかけた郷がステージ中央に登場すると「郷ひろみ」と書かれたペンライトを大きく振って迎えた。その熱狂に応えるように、郷は「2億4千万の瞳」では代名詞のジャケットプレーを何度も披露してみせ、その場での高速ターンを繰り返し、妖艶に腰を振った。

 「も~、最高! 素晴らしい~! 今日はスタイリッシュな感じと勝手に思って、007をイメージしてサングラスをかけて登場したのに、盛り上がりがすごくて」と苦笑い。「皆さんの知っている曲ばかりをお届けしますから楽しんでください。それが僕のミッションです」。

 レコードデビュー52年を迎え、郷自身が「王道」と呼ぶヒット曲のオンパレードが続く中で、6月5日発売の新曲「できるだけ、」を初披露した。110枚目のシングル曲で「人と寄りそうこと・ぬくもりのあること」がテーマ。「この曲だけ動画を撮っていいですよ」。サプライズ発言でファンを驚かせて、SNSで拡散するように求めた。曲のサビでは両手を上げて体を左右に揺らし、一緒に歌唱したくなる優しい空気感を作り出した。

 開演前の取材では新曲について「初めてトライする、思いやりのある歌に仕上がっています。心をこめてレコーディングしました。長く歌ってもらえる曲です」と紹介した。「GO(5)」が口癖の郷にとって、3年後に迎える55周年は特別な1年になる。「それに2をかけたら110。110曲目の新曲とは不思議な縁を感じます。それくらい僕にとっては大きな出会いです」と続けた。

 常々「黄金の60代」と公言。68歳になってその円熟味が増してさらにパワーアップしている。この日も“郷ひろみ”というエンターテインメントを惜しみなく出し尽くし、約2時間で23曲を披露した。

 ツアーはこの日を皮切りに27都市で33公演を行う。