市川新之助が描く理想の将来像へ…純粋な気持ち忘れないでほしい【記者の目】

AI要約

市川團十郎の長男である市川新之助が大阪松竹座で初の連獅子に挑戦する意気込みを語る。

新之助は取材会に出席し、堂々とした態度で成長を感じさせるコメントを述べた。

将来の理想像や性格の変化について語る新之助の姿が紹介されている。

市川新之助が描く理想の将来像へ…純粋な気持ち忘れないでほしい【記者の目】

 歌舞伎俳優・市川團十郎(46)の長男・市川新之助(11)がこのほど、スポーツ報知の単独インタビューに応じ、大阪松竹座「十月大歌舞伎」(10月10~26日)で初挑戦する「連獅子」の意気込みなどを語った。

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 新之助は今月6日、初めて一人で歌舞伎の取材会に出席した。父が不在でも、堂々とした態度で「緊張というより、新鮮な体験。楽しかったです」と振り返った。質問の意図を的確に理解して、自分の思いを言葉で伝える姿に成長を感じた。

 持ち前の愛嬌(あいきょう)も健在だ。自分から「学校で50メートル走のタイムを計ったんです」と切り出し、記録を聞くと「びっくりするくらい遅いので、教えません」と笑わせた。友人からは「最近、性格が変わったな」と言われるという。「自分ではどう変わったのか、分からない」と首をひねるが、学校でも頼もしさを発揮しているようだ。

 理想の将来像を尋ねると「優しい歌舞伎役者です。友達みたいに親しまれる存在になりたい」と即答した。今後、挫折も経験するかもしれないが、その純粋な気持ちは忘れないでほしい。(有野 博幸)