北野武監督、ベネチア国際映画祭で最新作公式上映「反応が良かった」

AI要約

北野武監督のAmazon Original映画「Broken Rage」が第81回ベネチア国際映画祭でアウト・オブ・コンペティション部門に選出され、初上映された。

作品は警察とヤクザの間で板ばさみになった殺し屋が奮闘するクライムアクションと自己パロディーからなる暴力映画におけるお笑いをテーマとしている。

北野監督は以前の作品よりも好評で、自身の進化とファンの期待についてコメントしている。

北野武監督、ベネチア国際映画祭で最新作公式上映「反応が良かった」

北野武監督(77)のAmazon Original映画「Broken Rage」(来年Prime Videoで配信)が第81回ベネチア国際映画祭アウト・オブ・コンペティション部門(特別招待作品)に選出され、6日に初上映された。

同作は北野氏が監督・脚本・主演を務め、「暴力映画におけるお笑い」をテーマに制作。前半は警察とヤクザの間で板ばさみになった殺し屋が奮闘するクライムアクション、後半は同じ物語ながら前半と同じ物語をなぞるコメディータッチのセルフパロディーとなっている。

北野監督は1997年の同映画祭で「HANA-BI」が金獅子賞を受賞している。公式上映後、「ベネチア国際映画祭には何度も来ているけど、今回は、その中でもトップ3に入るほど反応が良かった」とコメント。「『HANA-BI』の時よりもスタンディングオベーションはこっちのほうが長くて、面積とか体積で言えば、今回が一番良かったな」と喜んだ。

また、同映画祭について、「映画では無名だった武にグランプリをくれたので、自分たちが育てたという感覚を持ってくれてるんじゃない?」と語り、「あまり進化のないことをやっていたらファンに飽きられちゃうから、またチャレンジしてるところを見せないと。1本1本、ベネチアのファンがこの映画を見たらどう思うか?ということも意識しながら作ってます」と明かした。