意図的ですって! 「妙にえっちぃ『超時空世紀オーガス』」の記憶は実に正しかった

AI要約

アニメ『超時空世紀オーガス』は1983年から1984年に放送され、濃厚な濡れ場が子供たちに衝撃を与えた作品である。

ストーリーは主人公桂木桂が時空を混乱させる次元兵器を起動し、20年後の世界に飛ばされ、エマーンとチラムの争いに巻き込まれる展開となる。

第1話のオープニングで唐突に登場したキスシーンや夜這いなどの過激な描写は、当時の子供たちに刺激を与える要素となった。

意図的ですって! 「妙にえっちぃ『超時空世紀オーガス』」の記憶は実に正しかった

 1983年から1984年にかけてTV放送されたアニメ『超時空世紀オーガス』にはしばしば濡れ場が登場し、当時の子供たちに衝撃を与えていました。作中に登場したそれらのいくつかを振り返り、ストーリーにどんな影響を与えたのかを解説します。

『超時空世紀オーガス』と聞いて思い出すのが、第1話で唐突に登場した濡れ場という方は多いのではないでしょうか。ケーシー・ランキンが歌うオープニングテーマの「漂流~スカイハリケーン~」のメロディラインと、エンディングテーマの「心はジプシー」の圧倒的なインパクトも忘れられないものはありますが、メロドラマ並みの濡れ場がふんだんに盛りこまれた本編もまた、当時としては印象深いものでした。

 さて、『超時空世紀オーガス』とはどんな作品だったのでしょうか。

 主人公である「桂木桂(かつらぎ けい)」は、親友兼ライバルの「オルソン・D・ヴェルヌ」たちとともに腕を競い合う天才パイロットでしたが、女性関係に節操がない男でもありました。ある日、交際していた女性「ティナ」とベッドをともにした桂は、直後に発生した戦闘で撤退を拒否、効果範囲内の対象を別の時空へと吹き飛ばす次元兵器「時空振動弾」を起動し、時空を混乱させてしまいます。

 20年後の世界に飛ばされた桂は、地球人によく似た人類「エマーン人」の隊商に拾われるものの、混乱した時空修復の鍵となる「特異点」とみなされ、エマーンと敵対する「チラム」など、各勢力による争奪戦が繰り広げられることとなるのでした。

 改めて第1話「時空破壊!!」を観てみましたが、オープニング終了直後、いきなり濃厚なキスシーンから始まります。しかも夜這いで、気付いた父親が銃を持って駆けつけてくる始末でした。この辺りの描写は当時の夜や深夜に放送されていた西部劇映画の影響が強そうです。『超時空要塞マクロス』が終わり、『超時空世紀オーガス』という新番組が始まると知り、TVの前で放送を待っていた少年たちには、だいぶ刺激が強いシーンでしょう。