2人の楽しい日常と突然の別れ…『ロボット・ドリームズ』予告編

AI要約

第96回アカデミー賞長編アニメーション映画賞にノミネートされた『ロボット・ドリームズ』の予告編が解禁。監督はパブロ・ベルヘル、ベースはサラ・バロンのグラフィックノベル。主人公ドッグと友だちロボットの物語が展開し、別れと再会の心情が描かれる。

予告編では、ニューヨークで暮らすドッグが友だちロボットとの楽しい日常を過ごす様子が描かれる。しかしロボットが動けなくなり、ドッグとの別れを迎える場面も。1年後の再会を夢見る2人の心情が描かれる。

監督ギレルモ・デル・トロのコメントでは、本作を「美しく、想像を超える、温かい」と評価。『ロボット・ドリームズ』は11月8日から全国公開予定。

2人の楽しい日常と突然の別れ…『ロボット・ドリームズ』予告編

第96回アカデミー賞長編アニメーション映画賞にノミネートされた『ロボット・ドリームズ』より予告編が解禁された。

第96回米国アカデミー賞長編アニメーション映画賞ノミネートのほか、アニー賞、ヨーロッパ映画賞、ゴヤ賞ほか名だたる映画賞を席巻した本作。監督を務めたのは、『ブランカニエベス』でゴヤ賞10部門を受賞したスペインの名匠パブロ・ベルヘル。アニメーション映画への初挑戦ながら、サラ・バロンのグラフィックノベルを基に温かみのある作品に仕上げた。

この度解禁された予告編では、ニューヨークでひとりぼっちで暮らしている主人公・ドッグが、深夜のテレビCMに目が釘付けとなるシーンからはじまる。数日後、ドッグの元に大きな箱が届けられた。その中身は、なんと友だちロボットだった!

ニューヨークのセントラルパークを、ふたりで散歩するシーンが映し出されると、映画本編でも使われている、「アース・ウインド&ファイアー」の「セプテンバー」が大音量で流れだし、ドッグとロボットの日常が切り取られていく。

ホットドッグをほおばったり、街中にいるヤンキーのジェスチャーを素直にマネしてしまうロボット、ダイビングに挑戦する様子など、ふたりだけの楽しい日常が映し出しされていく。

一転して音楽が鳴り止むと、砂浜の上でロボットが動かなくなってしまい、ドッグが持ち上げようとするシーンが映る。「錆びついて動けなくなったともだちを残し、ビーチは、来年の夏まで閉鎖された」というテロップ解説とともに、柵の外で物悲しげな表情を見せるドッグの姿と、片足が折れたロボットが確認できる。

なかよしの友だちとの別れによって、また孤独感に押しつぶされそうドッグ。海水浴の影響で動けなくなってしまい、ドッグに会いたくても会えなくなってしまったロボット…。それでも日々お互いの存在を忘れず、1年後の再会を夢見る2人の心情を、精彩に表現していく。

ギレルモ・デル・トロ監督は本作について「美しく、想像を遥かに超え、そして温かい」とコメントを寄せており、期待が高まる予告編となっている。

『ロボット・ドリームズ』は11月8日(金)より新宿武蔵野館ほか全国にて公開。

『ロボット・ドリームズ』© 2023 Arcadia Motion Pictures S.L., Lokiz Films A.I.E., Noodles Production SARL, Les Films du Worso SARL