「追悼くらいするよね」宝塚歌劇団、疑惑の「宙組」トップ男役退団も「質問回避」で批判の声…劇団員死亡から1年

AI要約

宝塚歌劇団「宙組」の男役トップスター、芹香斗亜が2025年4月に退団を発表。

亡くなった女性劇団員に関する疑惑が残る中、芹香は淡々と退団理由を説明。

事件の真相や関与について疑念が残る中、ファンやメディアから賛否両論の声が上がっている。

宝塚歌劇団のトップスターが退団を発表し、事件の真相が明らかにならないまま疑惑が晴らされずに結末を迎えている。

作品に関係ない問題により、舞台人生に幕が下ろされる芹香の姿に注目が集まる。

「追悼くらいするよね」宝塚歌劇団、疑惑の「宙組」トップ男役退団も「質問回避」で批判の声…劇団員死亡から1年

 9月3日、宝塚歌劇団「宙組(そらぐみ)」の男役トップスター、芹香斗亜(せりか・とあ)が大阪市内のホテルにて、2025年4月27日での退団を発表した。

「宙組」では、2023年9月に所属する劇団員の女性が亡くなっているのが発見された。自宅マンションの敷地内で遺体が発見された状況から、警察は飛び降りの可能性が高いとみていた。

 芹香はパールがかった真っ白なパンツスーツで会見に登場すると、終始、笑みを浮かべながら「愛する宝塚で過ごした日々は、毎日、学びの連続で私を大きく成長させてくれました」などと語った。

 2023年9月以降、舞台出演以外に芹香が公の場に姿を見せたのは初めてとあって、報道陣からは亡くなった劇団員のことを質問する場面があった。

 それについて、芹香は「直接関係があることではない」と否定。事件についての言及はこれだけにとどまった。

 そして、報道陣が事件に関する別の質問をしようとすると、司会者から注意を受けたり、質問をさえぎられたりする場面があったという。

「事件について、亡くなった女性の遺族側は上級生のパワハラが原因だとして、宝塚歌劇団に意見書を提出しています。提出された15項目のパワハラのうち、14項目を劇団側は上級生らの行為としておおむね認めていました。

 しかし、村上理事長は『一人ひとりに責任を負わすのはあまりにも重い』として、上級生については処分しないことを明かしており、結局は “加害者” が誰なのかも公にならないままになっていました」(芸能記者)

 事件以降、「宙組」では亡くなった女性の同期生や同世代の劇団員を中心に退団が相次ぐことになった。

「芹香さんが “加害者” だと判明しているわけでもないですが、亡くなった女性にとって “宙組の上級生” だったのは間違いなく、彼女への疑惑が晴らされないまま、退団することになってしまったわけです」(同)

 Xでは宝塚歌劇団の対応に納得がいかないファンから、芹香の対応にも疑問の声が聞かれている。

《パワハラ自殺について、「直接関係があることではない」。完全否定できなかったのは、謝罪文絡みの為かな》

《関係ないわけ無いと思うが・・ 退団理由なんていくらでも後付け設定できるからね》

《宙組の現トップスターの方は言論の自由がある。故人を悼む言葉や行動ができる。大人ならわかると思うけど、会見の言葉は劇団の台本なのかもしれない》

《普通に考えて、自分がマネジメントしてる組織の後輩や部下が亡くなったら、自分が悪いとか悪くないとか一旦置いといて、追悼くらいするよね?》

 事件の真相がわからない限り、“疑惑” に幕は下りないようだ。