宙組トップスター、芹香斗亜が25年4月27日退団へ 3日に記者会見

AI要約

宝塚歌劇団の宙組トップスター、芹香斗亜が2025年4月27日付で退団することが発表された。

芹香は神戸市出身で母は65期のOGで男役だった白川亜樹さん。2007年に93期生として入団し、17年10月に宙組のトップスターに抜擢された。

芹香の退団は、宙組の公演中に現役タカラジェンヌが転落死し、その後パワハラ疑惑が浮上したことが背景にある。

宙組トップスター、芹香斗亜が25年4月27日退団へ 3日に記者会見

宝塚歌劇団は2日、宙組トップスター、芹香斗亜(せりか・とあ)が2025年4月27日付で退団することを発表した。3日に記者会見を行う。

芹香は神戸市出身で母は65期のOGで男役だった白川亜樹さん。2007年に93期生として入団し、星組、花組を経て17年10月に宙組へ組替えされ、23年6月にトップスターに就任した。春乃(はるの)さくらを相手役に兵庫・宝塚大劇場でトップコンビお披露目公演「PAGAD」「Sky Fantasy!」が同年9月29日に開幕したが、同30日に宙組の現役タカラジェンヌが転落死し、10月1日以降は公演を行っていなかった。

この転落死を巡り、警察は自殺の可能性が高いとみて捜査。遺族は過重労働と上級生らのパワハラが原因だとして、歌劇団と運営する阪急電鉄に謝罪と補償を求めた。歌劇団側は今年3月、パワハラなどを認め謝罪、補償することで遺族と合意。今年6月に兵庫・宝塚大劇場でショーのみの特別公演で約9カ月ぶりに活動を再開していた。

サヨナラ公演は宝塚大劇場で2025年元日開幕の「宝塚110年の恋のうた」「Razzle Dazzle(ラズル ダズル)」で、同4月27日の東京宝塚劇場千秋楽で退団となる。