「虎に翼」撮了 伊藤沙莉11カ月長丁場を無事完走

AI要約

女優の伊藤沙莉が主演するNHK連続テレビ小説「虎に翼」の全撮影が終了し、最終回が27日に放送されることが発表された。

朝ドラ110作目となる「虎に翼」は、日本初の女性弁護士・判事・裁判所所長である三淵嘉子氏をモデルに、女性猪爪寅子の法曹の世界への挑戦を描く作品で、脚本は吉田恵里香氏が手掛ける。

制作統括の尾崎裕和チーフ・プロデューサーは、寅子の成長や変化を描きながら、最終回に向けて視聴者に楽しみを提供することを期待している。

 女優の伊藤沙莉(30)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「虎に翼」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)の全撮影が終了したと2日、同局から発表された。伊藤は昨年9月28日のクランクインから11カ月の長丁場を無事完走した。本編最終回(第130話)は今月27日に放送される。

 向田邦子賞に輝いたNHKよるドラ「恋せぬふたり」などの吉田恵里香氏がオリジナル脚本を手掛ける朝ドラ通算110作目。日本初の女性弁護士・判事・裁判所所長となった三淵嘉子氏をモデルに、法曹の世界に飛び込む日本初の女性・猪爪寅子(ともこ)の人生を描く。吉田氏は初の朝ドラ脚本。伊藤は2017年度前期「ひよっこ」以来2回目の朝ドラ出演、初主演となった。

 最終回に向けて、制作統括の尾崎裕和チーフ・プロデューサーは「晩年になっても寅子の本質、コアな部分は変わらない、というところに持っていきたいのが吉田さんの思い。それがどう表れているか、寅子の何歳までを描くのかも是非、放送を楽しみにしていただければ」とアピールしている。