小説家の英田サキさんが死去 「エス」シリーズ、「DEADLOCK」シリーズなどで人気

AI要約

小説家の英田サキさんが死去したことが30日に分かった。英田さんはBL小説や一般小説で多くの作品を手がけ、編集部は英田先生への感謝と冥福を祈っている。

英田さんはがんに患っており、化学療法や治療を続けていたが、予定していたサイン会への欠席を発表していた。

英田さんの代表作には『エス』シリーズや『DEADLOCK』シリーズがあり、読者から多くの支持を受けていた。

 小説家の英田(あいだ)サキさんが死去したことが30日、分かった。大洋図書「ihr HertZ&CRAFT編集部」が公式Xで明らかにした。

 Xでは「英田サキ先生ご逝去のお知らせ」と題し、「英田サキ先生が逝去されました」と報告。「代表作『エス』シリーズをはじめ、硬派な世界観からコメディタッチの作品まで、多彩で魅力あふれる物語を数多くご執筆いただきました。そして細やかなお心遣いをくださるお人柄でもありました。編集部一同、英田先生に最大の感謝を表しますと同時に、心よりご冥福をお祈りいたします。大洋図書コミック・ノベル編集部」とつづられている。

 英田さんは主にBL(ボーイズラブ)小説をてがけ、代表作には「エス」シリーズや「DEADLOCK」シリーズなどがある。

 一般小説ではアイダサキ名義で「サイメシスの迷宮」シリーズ、「幽霊探偵」シリーズなどを手がけた。

 昨年7月には自身のXで「患っていたがんが悪化し、2年前の今頃、手術不可のステージ4と判明しました。以来、化学療法や自由診療などで治療を続けてきましたが、私の病状の平均余命が約2年だったので、2年はひとつの目指すところでもあり、こうして元気に超えられてとても嬉しいです」と投稿していた。

 また、今年7月25日には、今月31日に予定していたサイン会へ体調不良を理由に欠席を発表していた。