50周年のTHE ALFEE 読者アンケートから見える「メッセージ性の強い曲がつなぐファンとの絆」

AI要約

THE ALFEEの50周年を迎えるにあたり、ファンが選ぶお勧めの曲をアンケート。結果からは普遍的なメッセージ性の強い曲が支持されていることがわかる。

ラブソングよりも生きる意味や戦い、希望を歌った曲が人気。バンドの個性とロックの本質が浮き彫りになっている。

田家秀樹氏も「こんなバンドはいません。真のロックバンドですね」と称賛する。THE ALFEEのファンとの絆が強く感じられる。

50周年のTHE ALFEE 読者アンケートから見える「メッセージ性の強い曲がつなぐファンとの絆」

 8月25日にデビューから50周年を迎える「THE ALFEE」。その名を全国区にした代表曲の「メリーアン」「星空のディスタンス」以外に、ファンがお勧めする「一曲」は――。AERA dot.編集部がアンケートを実施したところ、3500人を超える回答が集まった。その結果から、音楽評論家の田家秀樹氏は「曲にファンとの絆の強さを感じる」と話す。

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「THE ALFEEファンが選ぶ『まずはこの曲を!』」と題して実施したアンケートの結果は、次の通りだった。アンケートは7月9~20日、AERA dot.の記事や公式SNSアカウントで実施し、3559人から回答があった。

 

(1) SWEAT&TEARS

(2) Rockdom~風に吹かれて     

(3) 恋人達のぺイヴメント          

(4) 明日なき暴走の果てに          

(5) FLOWER REVOLUTION

(6) 1月の雨を忘れない

(7) ラジカル・ティーンエイジャー         

(8) 鋼鉄の巨人

(9) Brave Love ~Galaxy Express 999   

(10) COMPLEX BLUE―愛だけ哀しすぎて―           

(11位以下は別表を参考)

 

 この結果について、THE ALFEEを何度も取材している音楽評論家の田家秀樹氏は「こんなにもメッセージ性の強い曲が支持されているとは」と驚く。

 田家氏が指摘するのは、メッセージ性の強い曲が多く、普通の歌謡曲のようなラブソングが圧倒的に少ないことだ。

 20位内に入ったラブソングは、「恋人達のぺイヴメント」「1月の雨を忘れない」「COMPLEX BLUE-愛だけ悲しすぎて」「君が通り過ぎたあとに」の4曲だけ。それら4曲も普遍的な愛を伝えるラブソングで、メッセージ性は強い。

 生きていくこと、戦うこと、くじけないことなど、拳を突き上げて普遍的なメッセージを訴える内容の曲が並んだが、「こんなバンドはいません。真のロックバンドですね」と田家氏は言い切る。