<南出凌嘉>「映画 妖怪ウォッチ」“実写・ケータ”も19歳に 押切蓮介原作の主演ホラー「サユリ」で目指したもの

AI要約

南出凌嘉さんが主演する映画「サユリ」は、押切蓮介のマンガを原作とするホラー作品で、新しく面白い映画になったと述べている。

南出さんは原作へのリスペクトを大切にし、マンガの世界を現実に落とし込むことに注力した。

監督の白石晃士とのやり取りがスムーズで心地よかったと述べており、恐怖を伝える演技に取り組んだ。

<南出凌嘉>「映画 妖怪ウォッチ」“実写・ケータ”も19歳に 押切蓮介原作の主演ホラー「サユリ」で目指したもの

 「ミスミソウ」「ハイスコアガール」の押切蓮介さんのマンガを実写映画化した「サユリ」(公開中)で主演を務める俳優の南出凌嘉さん。子役出身で、2016年の「映画 妖怪ウォッチ 空飛ぶクジラとダブル世界の大冒険だニャン!」では、実写パートの主人公・天野ケータを演じたことでも知られる南出さんも、この8月で19歳に。本作で目指したものとは何か、話を聞いた。

 ◇大事にしたのは「まず何より、原作へのリスペクト」

 「サユリ」は、とある家族が夢のマイホームへと引っ越した途端、次々と不可解な現象に襲われる……というホラー作。映画の出来栄えについて「すごく新しくて面白い映画になりました」と南出さんは手応えをのぞかせる。

 「怖さ、恐ろしさはもちろん、切なさもあって、感動するお話にもなっている。ホラー映画では感じることがないような爽快感や満足感があると思います」

 押切さんの原作を「可愛い丸いタッチの絵柄なのに、すごく恐ろしいことを描いている。そのギャップで“風邪をひきそう”」と表現する南出さんが、実写映画で主演を務めるにあたり、大事にしたのは「まず何より、原作へのリスペクト」。

 「その上で、完全になりきるのではなくて、マンガで成り立っていたものを、いかに現実に落とし込むかってところはすごく大切にしました」

 メガホンをとったのは、映画「不能犯」「貞子 vs 伽椰子」などの“奇才”白石晃士監督。南出さんは「やってほしいことを提案して、一緒になって考えて、指示もくれる“ザ監督”」との印象を抱いた。

 「監督が『ここはゆずれないので、こうしてほしい』という場合もあるし、僕の方から『ここはこうしたいのですが、どうでしょうか』と言って、『じゃそれで一回やってみようか』となる場合もあって。そのトライ&エラーの中で、すごく的確な指示をしてくれる。とてもやりやすくて、僕は演じていて、とても心地よかったです」

 ◇目指したのは「見てくれる人たちに恐怖を伝播させる演技」