『ピノキオ』のホラー映画『Pinocchio: Unstrung』のキービジュアルが公開 『プー あくまのくまさん』に続く著作権切れキャラのホラー版

AI要約

新作ホラー映画『Pinocchio: Unstrung』が公開され、残酷なピノキオが描かれる

監督はプラクティカルエフェクトを用いて高いクオリティを目指す意向を示す

プーニバース企画には他にもホラー映画が製作中であり、今後の展開が期待される

『ピノキオ』のホラー映画『Pinocchio: Unstrung』のキービジュアルが公開 『プー あくまのくまさん』に続く著作権切れキャラのホラー版

ツイステッド・チャイルドフッド・ユニバース(別称プーニバース)として知られる、おとぎ話を基にしたホラー映画シリーズから、新作ホラー映画『Pinocchio: Unstrung(原題)』のキービジュアルが公開された。

Bloody Disgustingにて、木製の操り人形であるピノキオが糸を切り離し、殺戮を繰り広げにいく様子が描かれたキービジュアルがお披露目された。オリジナル版の『ピノキオ』は人間になることを願う操り人形の物語を描いているが、『Pinocchio: Unstrung』はファンがよく知る純真な人形ではなく、恐ろしい人形を主人公としているようだ。なお本作では、『チャイルド・プレイ』(2019)や『アンダーワールド 覚醒』などで特殊メイクを手がけたベテランのトッド・マスターズがピノキオの作成に参加する。以下で狂気の『ピノキオ』をチェックしてみよう。

監督のリース・フレイク=ウォーターフィールドは、「人形そのものから中間字幕まで、あらゆる場でCGを使わないプラクティカルエフェクトを取り入れるつもりです」とBloody Disgustingで語っている。「前回手がけた『プー2 あくまのくまさんとじゃあくななかまたち』よりも予算を大幅に増やしたので、この作品を『ピノキオ』のホラー映画の決定版として、そして自分の最高傑作として仕上げたいと思っています」

本作の撮影は10月より開始される予定だ。全世界での公開は2025年となる見込み。キャスティングについては「まもなく」発表されるという。1996年のホラー映画『ピノキオ・シンドローム』と似ている点があるものの、そちらと本作に関連性はないようだ。

Jagged Edge ProductionsとITN Studiosが生み出したツイステッド・チャイルドフッド・ユニバースには、本作のほかに『プー あくまのくまさん』やその続編、『バンビ』を題材に公開が予定されている『Bambi: The Reckoning(原題)』などが含まれている。いずれもパブリックドメインとなった名作のストーリーを基にしており、『ピーターパン』を題材にした『Peter Pan’s Neverland Nightmare(原題)』や、「アベンジャーズ」風のクロスオーバー作品『Poohniverse: Monsters Assemble(原題)』などが制作中だ。

プーニバースについてどう思うかはそれぞれだが、Jagged EdgeとITNはかなり力を注いでおり、止まる気配は感じられない。チームは「プー あくまのくまさん」第3弾などのプロジェクトを進めており、今後に向けて準備をしながら、予算を増やして登場キャラクターをさらに追加する予定だという。なお、『プー あくまのくまさん』はIGNのレビューで4点を獲得。続編は6点を獲得している。