「日本を離れるメリットはない」フワちゃん、梨花、綾部ら“海外拠点”タレントたちの現在地

AI要約

芸能人が海外に活動拠点を移す現象についての考察。フワちゃんや他の芸能人の事例を挙げながら、海外での活躍の実態に迫る。

一部の芸能人は海外での活動に成功しているものの、多くは日本での人気を維持できず収入も減少。モデルとしての梨花の二拠点生活や、ローラのCM出演などが示す現状。

日本人タレントが海外で活躍するためには、テレビ以外での活躍やバックアップが必要とされる。韓国アイドルのケースとの違いも考察される。

「日本を離れるメリットはない」フワちゃん、梨花、綾部ら“海外拠点”タレントたちの現在地

「活動拠点を海外に」という芸能人は近年、少なくない。

《海外の色々な国で生活してみることにしました!》

 X上で不適切投稿をして現在、炎上・活動休止中のフワちゃんは4月に移住を発表している。アメリカを皮切りにフィリピンやマルタを訪れている様子をSNSで公開していた。

「そのほかにも時期はまちまちですが、モデルやタレントとして活動してきた梨花さん、ローラさん、杏さん。お笑い芸人も多く、ピースの綾部祐二さん、ウーマンラッシュアワーの村本大輔さん、ゆりやんレトリィバァさんなど。ビジネス系ではひろゆきさんや元お笑い芸人といえる中田敦彦さんなども」(芸能プロ関係者)

 海外に活動の拠点を移す。その言葉はカッコよく聞こえるが“活躍”ぶりはなかなか聞こえてこない。

「正直、ピースの綾部さんやウーマンの村本さんなどは、帰国時に参加したイベントなどでしか話を聞かない。綾部さんは“ハリウッドスター”を目指し、村本さんは日本のお笑い芸人とは少し仕事の内容が異なるスタンドアップコメディアンとして活動中のようですが、日本での活躍には遠く及ばず、収入も激減。もちろん“夢”に向かう姿は美しいですが」(同・芸能プロ関係者、以下同)

 一方、モデルになるとまた事情が変わる。

「梨花さんはハワイ、ローラさんはロサンゼルスに。梨花さんの場合は移住というより、日本との二拠点生活。今でもファッション誌の仕事などのタイミングでたびたび日本を訪れています。仕事は日本、住むのは海外といった具合ですみ分けていることで、いわゆる“消えた”印象を抱かせないことに成功している。極論すると、“海外で需要のある日本人タレント”なんて、ほぼほぼ存在しないわけです」

 ローラは長く広告塔を務めてきたDMM.com証券のCMに久々に出演。

《消えたと思ったら意味のわからんCMに出てた…》など、セクシーな格好で会社の名前を繰り返すという演出はすこぶる評判が悪い。

「生活面や税金面はさておき、結局テレビで人気を得た人たちは、テレビでしか活躍できない。ゆえに日本を離れるメリットは仕事の意味ではほぼない。ひろゆきさんや中田さんのようにリモート出演やYouTubeで人気になる能力があれば別ですが」

 韓国アイドルなどはアメリカで人気を獲得するケースも増えているが……。

「日本人のタレントは単身で拠点を移し、事務所がサポートする状況ではない。韓国の場合は、グループを事務所や国がバックアップして海外でバズらせようとしている。夢に向かって単身で頑張っているのは素晴らしいですが、綾部さんや村本さんは日本の事務所に所属したままですからね。正直、活躍できそうにない海外で細々とやってないで、日本で稼いでくれと事務所は思っているでしょうね」

 夢と現実の折り合い……。