「子どもがかわいそう」15歳で出産した母の今 批判の声にEXIT兼近「まずは助けろよ」

AI要約

4年前に取材された15歳で出産した母が再登場。現在22歳の母親は1人で息子を育てる苦労を語る。

番組MCやタレントらは若い母親に対する偏見や批判について議論。子育てへのサポートの重要性を訴える。

母親は周囲のサポートに感謝し、子どもと共に成長していることを語る。

「子どもがかわいそう」15歳で出産した母の今 批判の声にEXIT兼近「まずは助けろよ」

「ABEMA」夜のニュース番組『ABEMA Prime』の8日放送回に、4年前、同番組が取材した「15歳で出産した母」が再登場した。

 現在22歳で、小学1年生の息子を1人で育てる横井桃花さんは、放送後の反響を「応援のコメントをたくさんいただいたが、中には『子どもがかわいそう』というものもあって、グサッと傷ついてしまうこともあった」と回顧。番組MCを務めるお笑いコンビ・EXITの兼近大樹は「『かわいそう』と批判するなら、まずは助けろよ、手を差し伸べてやれよ、といつも思う。自分の正義を振りかざして、自己陶酔している人があまりにも多く感じる」とコメントした。

 また、「ちゃんとした性教育をしないのに、妊娠すると『自業自得』と突き放すなんて、大人は酷いことをしていると思う」と指摘した上で、「若いうちに妊娠したら『早い』と言うし、30代で出産する人に対しては『危ないよ』と言う人もいる。妊娠出産をなんという扱いをしているんだろう?」と問題提起した。

 相方のりんたろー。は「今まさに子育てを頑張っている彼女に掛けるべき言葉は、誹謗中傷ではない。そんなことを言ったって、彼女と子どもには明日が来る。子どもが健やかに成長するためのことを考えなければならないと思う」とし、タレントのゆきぽよも「批判の声に対して、私はシンプルに『うっせーな』って思っちゃった。子育てしているのは桃花さんだし、それを支えるのは彼女の家族なわけで、批判している人はまったく関係ない立場なのに」と率直な意見を語った。

 また、横井さんは「若くして子育てをしていると、周りから厳しい視線を送られることがある。役所に相談をしに行っても、『なんでそんなことも分からないの?』と冷たく鼻で笑われてしまったり、子どもの体調不良で仕事を休むと、『若くして産んだんだから』と嫌な顔をされてしまったりしたことがあった」とこれまでの苦悩を吐露しつつも、「いま子育ては上手くいっていると思う。それは家族や地元の人、同世代の友人、ママ友たちの支えがあるから。周りのサポートがあって、今の私たち親子がいる」と周囲への感謝を伝えた。

 兼近は「桃花さんの環境のように、子育てに関わる人の数が増える社会になるといいですよね。『今どんな感じ?』と気軽に声を掛け合えるような関係を築くことも、子育てにおいて大事だと思った」と話していた。