推しは富樫勇樹、ハナコ岡部大に聞くバスケ視聴のススメ「目まぐるしく変わる流れを楽しんで」

AI要約

バスケットボール愛に溢れるお笑い芸人、ハナコ岡部大がパリ五輪バスケットボール男子日本代表の魅力や自身の推し選手について語る。

バスケットボール視聴初心者が楽しむためのポイントや岡部の推し選手、富樫勇樹選手の魅力について熱く語る。

岡部は自身の公演やバスケットボール愛についても触れ、バスケットボールの魅力を伝える。

推しは富樫勇樹、ハナコ岡部大に聞くバスケ視聴のススメ「目まぐるしく変わる流れを楽しんで」

 芸能界きってのバスケ通・お笑いトリオのハナコ岡部大(35)が、パリ五輪バスケットボール男子日本代表の1次リーグ最終戦となるブラジル戦(日本時間2日午後6時開始)を前に、競技の魅力や自身の推し選手について語った。バスケ初心者でも楽しめるポイントとは?

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 岡部自身、小4から早大1年時までプレー経験があり、昨夏にはYouTubeでバスケ専門チャンネル「ハナコ岡部のオカBB」を開設。コントとバスケなら「100-0でバスケの方が楽しい!」と即答するほど、その愛にウソはない。

 21年の東京五輪では女子代表が銀メダルを獲得し、男子代表は48年ぶりに五輪自力出場を決め、昨夏のW杯を盛り上げた。近年は映画「THE FIRST SLAM DUNK」(井上雄彦監督)大ヒット。地上波でも試合中継が流れるなど、日本ではこれまでにないほどバスケ熱が高まっている。

 パリ五輪から興味を持ち始めた“バスケ視聴初心者”がより楽しむためには? 「好きな推しの選手を見つけて、その人に注目してみるとかでも良いと思います」と入り口を挙げた。自身の推しは富樫勇樹(31)という。「初めてバスケのお仕事をもらえたのが千葉ジェッツさんのお仕事。その時に富樫選手もいらっしゃって」と思い入れは深い。「富樫選手は、今回は流れを落ち着かせるタイミングで試合に出ることが多いんですけど、そのときに周りも生かしつつ、要所で欲しいときに富樫選手がスリーポイントとかドライブで決めてくれる。キャプテンとして相手に流れをつかませないよう、どっしりと屋台骨のようにチームを支えている雰囲気が伝わってきます」と声を弾ませた。

 魅力はこれだけでは尽きない。約10秒後。「ドイツ戦は出てすぐに1本決めたスリーポイントが印象に残っています」と再び火が付き、熱弁につぐ熱弁。「フランス戦は、何センチ違うんだっていうゴベア選手やウエンバンヤマ選手とか、2メートル超えの選手たちをかいくぐってふわっと浮かせて打ったあのシュートが…」とリスペクト。身長167センチの富樫のプレーには海外メディアも注目。224センチで大会最長身のウェンバンヤマと対比し「大会で最も背の高い選手と最も背の低い選手」と、身長差57センチの対戦が取り上げられた。「最後決めきるのが富樫選手だなって思います。オリンピックで富樫選手のフローターを見ることができたのが感激でしたね」と誇りの推しだ。

 「バスケはどんどん点数が入る。1試合の中にハイライトみたいな場面が何回も生まれるスポーツ。目まぐるしく変わる流れを楽しんでもらえたら」。愛と敬意を表し、バスケットボールをプレゼンした。【望月千草】

 ○…ハナコの第8回単独公演2024「そのうち」を9月6日から3日間、東京・草月ホールで開催する。「3分後も300年後も全部“そのうち”。広く捉えて未来。そういったコンセプトで考えています。何かしら“そのうち”にかかったネタが多いと思うので楽しんでもらえたら」と現在絶賛ネタ制作中。岡部の地元・秋田、秋山寛貴(32)地元・岡山での開催も予定している。

 ◆岡部大(おかべ・だい)1989年(平元)5月30日生まれ、秋田県出身。小4からバスケットボールを始め、秋田高3年時には、県のインターハイ予選準決勝で能代工(現能代科学技術)に大敗し号泣。ポジションはポイントガード。早大スポーツ科学部に進学後も一般入部で競技を続けるが、けがにより1年で退部した。その後はお笑いに転向し、菊田竜大(36)、秋山寛貴(31)のコンビに合流する形で14年にハナコ結成。18年のキングオブコント優勝。173センチ。