ブレンダン・フレイザー、“D-デイ”描く新作映画でアイゼンハワー役に

AI要約

オスカー俳優のブレンダン・フレイザーが、第2次世界大戦映画で連合国最高司令官ドワイト・D・アイゼンハワー役を演じることが決まった。

映画「Pressure」はノルマンディー上陸作戦直前の気象条件を伝えるイギリス気象主任官の視点から描かれる。

脚本はデビッド・ヘイグによるもので、撮影は9月にイギリスで開始予定。

ブレンダン・フレイザー、“D-デイ”描く新作映画でアイゼンハワー役に

 オスカー俳優のブレンダン・フレイザー(「ザ・ホエール」)が、ワーキング・タイトルとスタジオ・カナルが製作する第2次世界大戦映画「Pressure(原題)」で、連合国遠征軍最高司令官ドワイト・D・アイゼンハワー役を演じることが決まった。米Deadlineが報じた。

 同作は、ノルマンディー上陸作戦決行直前の3日間を舞台に、作戦の成否を左右する気象条件をアイゼンハワーに伝える仕事をしていたイギリスの気象主任官ジェームズ・スタッグの目線から“D-デイ”までの過程を描く。スタッグに課せられたストレスや、異なる天気予報の中でチーム間の緊張がどのように高まっていったかを探りながら、上陸作戦のスケールの大きさも捉えつつ、意思決定におけるプレッシャーに焦点を当てる。

 主人公スタッグ役には「異人たち」のアンドリュー・スコット。デビッド・ヘイグによる戯曲をもとに、ヘイグとアンソニー・マラス監督(「ホテル・ムンバイ」)が脚本を執筆し、マラス監督がメガホンをとる。9月にイギリスで撮影開始予定。現在、追加キャスティングが進行している。

 アイクの愛称で親しまれたアイゼンハワー陸軍大将は、戦時中の功績がたたえられ、その後、第34代アメリカ大統領に就任し、1953年から61年まで務めた。ちなみにフレイザーと、ノルマンディー上陸作戦当時のアイゼンハワーとほぼ同い年だという。