ニノ、目黒…スター集結も苦戦の夏ドラマ 不評のクドカン作品だけじゃない「ウソでしょ!?」ガッカリ場面

AI要約

夏ドラマの視聴率が低調であり、脚本や演出についての批判が多い。

宮藤官九郎氏が脚本を手掛ける『新宿野戦病院』も期待外れであり、視聴率が伸び悩んでいる。

視聴者からはTBSの方が面白かったのではという声も挙がっており、夏ドラマ全体が厳しい状況にある。

ニノ、目黒…スター集結も苦戦の夏ドラマ 不評のクドカン作品だけじゃない「ウソでしょ!?」ガッカリ場面

 早いもので、もうすぐ8月。地上波テレビでは、嵐・二宮和也(41)主演の『ブラックペアンシーズン2』(TBS系/日曜夜9時~)やSnow Man・目黒蓮(27)主演の『海のはじまり』(フジテレビ系/月曜9時~)など、多くの夏ドラマが放送されている。そこには数多くのスター俳優が集結しているのだが、視聴率は苦戦していて――。

「今、テレビ界が最重要視している13~49歳のコア視聴率が、夏ドラマは全体的に振るっていないんですよね。『ブラックペアン』だけは好調ですが……。

 理由としては、好きなときに見られるTVerなど配信サービスの普及に加えて、最近の視聴者は推しの俳優が出ていたとしても脚本や演出が悪いと視聴を止める傾向にある。放送前は期待作のひとつだと言われていた『新宿野戦病院』(フジテレビ系/水曜夜10時~)などがそうですよね」(制作会社関係者)

 小池栄子(43)と仲野太賀(31)がダブル主演の『新宿野戦病院』は、新宿歌舞伎町にある病院を舞台にした救急医療エンターテインメントドラマ。脚本をヒットメーカーの宮藤官九郎氏(54)が担当する、という点で大きな注目を集めていた。クドカンがフジテレビのドラマ脚本を担当するのは2001年の『ロケット・ボーイ』以来、23年ぶりでもあった。

「宮藤氏は、今年1月クール放送の『不適切にもほどがある!』(TBS系)が大きな話題となり、視聴率の面でも大成功したばかり。それだけに『新宿野戦病院』の成功も間違いないだろうとも思われていましたが、第3話(7月17日)がコア1.8%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)と、かなり厳しい状態になっています。

 TBSドラマと比べて、主には演出のテンポがいまひとつなこと、小池さん演じる主人公ヨウコ・ニシ・フリーマンの英語と岡山弁を織り交ぜた独特の発音に難色を示す視聴者が多いですね」(前同)

《脚本と演出が合ってないコメディテイストの脚本をなんで普通の会話に寄せてる?TBSで作ったほうがいいで会話のテンポが単調でメリハリがない勿体無い~》

《日系二世のアメリカ人でLとRの発音が逆とかありえないからなぁまあしょうがないけれどもさ》

《きっと、あの違和感のある英語には意味があるんだろう。それにしても、シッチャカメッチャカだ。テンポが悪い。多分同じ脚本でもTBSだったらもっと面白かったんじゃないのかな?》

 といった、フジテレビではなくTBSで制作されていたら面白かったのでは、という声が多く寄せられているのだ。

「『新宿野戦病院』で言えば小池さんの英語もそうですが、他の夏ドラマも“ウソでしょ!?”と声が出てしまうようなガッカリな迷場面がある作品が多く、そういった作品はやはり数字が取れていな傾向にあります。

 間違いなく若年層を狙っているであろう『南くんが恋人!?』(テレビ朝日系/火曜夜9時~)にも、厳しい声が寄せられていますね」(同)