大竹しのぶ、50年以上変わらぬ芝居への情熱「ずっと大好き」 演じる喜びあふれ家の中を走り出したことも

AI要約

ディズニー&ピクサー最新作『インサイド・ヘッド2』での大竹しのぶのインタビュー。喜びを感じやすい性格や子育てについて語る。

『インサイド・ヘッド』に続く本作でカナシミ役を演じた大竹は、自身の内面を振り返りながら感情の重要性を語る。

人生の転機を迎える主人公を支える感情たちや、大人の感情が絡み合うストーリーについても言及。

大竹しのぶ、50年以上変わらぬ芝居への情熱「ずっと大好き」 演じる喜びあふれ家の中を走り出したことも

さまざまな感情をキャラクターにして人の頭の中に広がる“感情たち”の世界を描くディズニー&ピクサー最新作『インサイド・ヘッド2』(8月1日公開)で前作に引き続きカナシミ役を演じた大竹しのぶにインタビュー。演じたのはカナシミだが、自身は悲しいという感情になることはほとんどなく、喜びを感じることが多いという。子供の頃から笑顔を大切にしているという大竹の生き方や、「お芝居が大好き」というずっと変わらぬ女優業への情熱、今後の抱負など話を聞いた。

『アナと雪の女王2』を超えてアニメーション映画史上世界No.1の世界興行収入を記録した本作の主人公は、思春期を迎え、高校入学という人生の大きな転機を迎えた少女・ライリー。そんな彼女を子供の頃から頭の中で見守ってきたヨロコビ、カナシミ、ムカムカ、ビビリ、イカリの5つの感情たちの前に、新たにシンパイ、イイナー、ダリィ、ハズカシという4つの“大人の感情”が現れ、感情の嵐が巻き起こる。

『インサイド・ヘッド』(15)に続きカナシミを演じた大竹。「前作のイメージをもう一度思い出して演じましたが、私の体の中にカナシミがいて、すぐに戻ることができました」と述べ、「カナシミはライリーに幸せになってほしいと思うから悲しんで、ヨロコビの後ろにいるんだなと。とにかくヨロコビが前に出てほしいと切に願っているんだなと今回すごく感じて、優しいなと思いました」とカナシミの気持ちをより理解できたという。

自身の頭の中はヨロコビが多く占めているそうで、「あまり悲しいと思うことはなくて、昔から喜びが多い気がします」と自己分析。

喜びを感じやすい性格について「親の教育が大きいのかなと思います」と言い、「『感謝しましょう』『いきいきと生きよう』『女の子はいつも笑っていたほうがかわいいよ』と言われていて、毎日楽しいことを考えていました。学校で先生を驚かせるためにいたずらを考えたり。子供の頃から笑うことが好きですね」とほほ笑んだ。

そして、「怒ったり、心配したりということはあまりない」と言う大竹だが、「子育てしている時は毎日いろんな感情がうごめいていたかもしれません」と振り返り、「それがひと段落して、自分のことだけを考えて生きていいとなった時に、また元の自分に戻れる感じがしました」と語る。