パリ五輪開会式に向け ノートルダム大聖堂がある島全体が「テロ警戒区域」に
パリオリンピック開幕を前に、ノートルダム大聖堂がある島全体が「テロ警戒区域」となり、立ち入りが制限されている。
開会式ではセーヌ川沿い一帯が「テロ警戒区域」に設定され、特定のQRコードを取得した人のみが区域内に入れる。
ノートルダム大聖堂周辺の店舗や観光施設は閑散とし、観光業者たちは期待外れの状況を嘆いている。
26日に開幕するパリオリンピック。開会式に向けて、ノートルダム大聖堂がある島全体が「テロ警戒区域」となって立ち入りが制限されています。
「ノートルダム大聖堂の近くのこちらのエリアは、普段は多くの観光客で賑わっていますが、立ち入り制限の影響で閑散としています。閉めている店も目立ちます」(記者)
開会式に向けてセーヌ川沿い一帯が「テロ警戒区域」に設定され、地元住民のほか、ホテルやレストランの予約客など事前にQRコードを取得した人しか区域内に入れません。
再建中のノートルダム大聖堂があるシテ島などは、島全体が「テロ警戒区域」となっています。
「ノートルダム大聖堂が焼失し、商売あがったりでした。それからコロナ禍があり、そして今度はオリンピックです。観光客がたくさん来ていっぱい仕事があると思っていたのに、誰もいない状況です」(カフェ店員)
開会式では選手たちがセーヌ川を船に乗って約6キロパレードし、エッフェル塔の前で式典が行われます。(ANNニュース)