横浜流星、藤井道人監督『正体』主演で“指名手配犯”に 「非常に思い入れのある作品」

AI要約

横浜流星が主演を務める藤井道人監督最新作『正体』は、染井為人の小説を映画化したサスペンスエンターテインメント。メインキャストには吉岡里帆、SixTONESの森本慎太郎、山田杏奈、山田孝之が初出演し、物語は殺人容疑者として逮捕され死刑判決を受けたが脱走した鏑木を中心に展開する。

指名手配犯・鏑木を演じる横浜流星は、逃走と姿を変えながら各地を縦断し、異なる人々と関わりを持つ様子が描かれる。そして、鏑木の正体や計画が明らかになる展開が期待される。

藤井監督と横浜流星が3度目のタッグを組んだ本作は、長編映画として制作され、人と人の繋がりや正義に対する考察を描く作品として話題になっている。

横浜流星、藤井道人監督『正体』主演で“指名手配犯”に 「非常に思い入れのある作品」

 11月29日に全国公開される藤井道人監督最新作『正体』の主演を横浜流星が務めることが発表された。

 本作は、染井為人による同名小説を映画化するサスペンスエンターテインメント。 『余命10年』(2022年)が興行収入30億円を超え、最新作『青春18×2 君へと続く道』が日本のみならず現在アジア各国で大ヒットを記録している藤井が監督を務める。

 藤井組に俳優として出演するのは全員今回が初となる、吉岡里帆、SixTONESの森本慎太郎、山田杏奈、山田孝之がメインキャストとして出演。主人公は、日本中を震撼させた殺人事件の容疑者として逮捕され死刑判決を受けたが脱走し潜伏を続ける鏑木。吉岡は、東京でフリーライターをしている鏑木が家がないところを助け、一緒に暮らし指名手配犯だと気づくが彼の無実を信じる沙耶香役、森本は、大阪の日雇い労働者として共に工事現場で働く鏑木と親しい友人となるが、犯人ではないかと疑う和也役、山田は、長野の介護施設で働く鏑木と出会い恋心を抱く舞役、山田は、潜伏しながら各地に出没し日本を縦断していく鏑木を追う刑事の又貫役をそれぞれ演じる。

 必死の逃走を繰り広げ、5つの顔を持つ指名手配犯・鏑木を演じるのは、2025年NHK大河ドラマの主役にも抜擢された横浜。藤井監督とは長編劇場映画では『青の帰り道』『ヴィレッジ』に続き、今回が3度目のタッグとなる。

 あわせて公開された特報映像には、姿を変えながら逃亡を続ける鏑木(横浜流星)の姿と、日本各地で彼と出会った者たちの姿が収められている。鏑木は行く先々で姿を変えて潜伏し、各地で出会った沙耶香(吉岡里帆)、和也(森本慎太郎)、舞(山田杏奈)らと関係を築いていく。沙耶香は鏑木を信じ、和也は殺人犯ではないかと疑いを抱き、舞は鏑木に恋をするなど、それぞれの目に映るその鏑木の印象は異なるものだった。鏑木を追う刑事・又貫(山田孝之)は、「気づかなかったんですか? 彼の正体に」と沙耶香たちに問いかけ、「殺人犯です」と確固たる意志のもと鏑木を追い詰めていく。そして、ついに又貫と対峙する鏑木。彼の正体とは。そして鏑木の計画とは。

コメント

監督・藤井道人

18年前に映画を作り始めてから、沢山の素敵な出会いがありました。

その中でも俳優・横浜流星との出会いは、僕にとってとても大きなものでした。

お互い売れずに苦汁を飲んでいた時期を経て、お互いを鼓舞し合って、沢山の時間を過ごして今の関係があります。

「流星主演で映画を作ろう!」

そんなことを合言葉に、我武者羅に駆け抜けてきました。

いまから4年前、その記念すべき1本目の作品として企画を立ち上げたのが映画『正体』です。

原作の染井先生は同世代ということもあり、会ったその日に意気投合しました。

染井先生が僕らのために多くの時間を割いてくださり、作品の話をたくさんできたこと、本当に感謝しております。

原作を提案してくれたプロデューサー、敬愛するキャスト、スタッフの4年間の想いが1本の映画になりました。

人と人との繋がりが希薄になっている今だからこそ、沢山の方に観ていただきたいです。

主演・横浜流星

『正体』は監督と共に目標を決め、 非常に思い入れのある作品です。

人生は一筋縄ではかない。

人が人を欺き、陥れ、間違いが起き、 理不尽で、“正義”が通用しないことが多々ある。

状況は違えど、誰もが感じた事があると思います。

それでも彼は信念を持って生きます。

彼の生き様に何かを感じてもらえたら嬉しいですし、何故脱獄したのか、真意は何なのか、

劇場で彼の正体を目撃して頂きたいです。