ブライアン・イーノ、ジェネレイティブ・ドキュメンタリー映画『ENO』サントラから「Stiff」MV公開

AI要約

ブライアン・イーノの新しいミュージック・ビデオ「Stiff」が公開され、アルバム『My Squelchy Life』の記録も明らかになる。

ビデオには90年代初頭に撮影されたイーノの映像が収録されており、映画『ENO』の公式サウンドトラックにも含まれる。

さらに、『ENO』のジェネレイティブ映画と連携するOSTも発売され、イーノの豊かなキャリアをたどる17曲が収録されている。

ブライアン・イーノ、ジェネレイティブ・ドキュメンタリー映画『ENO』サントラから「Stiff」MV公開

 今まで世に出たことのないブライアン・イーノの映像を盛り込んだ新しいミュージック・ビデオ「Stiff」が公開された。

 不遜な歌詞、ユーモア、そしてユニークなサウンドを持つ「Stiff」は、元々は非常に捉えどころのないアルバム『My Squelchy Life』に収録されていた。1991年にリリースされる予定だった今作は、スケジュールの遅れなどでリリースされず、2015年にやっと日の目を見ることになる。なお、このビデオのディレクターは日本人ジュン・ハナモト・ハーンが手がけている。

 『My Squelchy Life』に収録された音源の一部は最終的に『Nerve Net』に発展したが、何故か「Stiff」は収録されないことになった。ビデオに収録されているイーノの映像は、90年代初頭に撮影されたもので、ゲイリー・ハストウィットが『ENO』の映画制作でようやく再発見したものだ。この曲は映画と公式サウンドトラック・アルバムの両方に収録されている。

 どの時代においても明確なビジョンを提示してきたミュージシャン、アーティスト、そして活動家であるイーノについての決定的なドキュメンタリー『ENO』は、二度と同じ上映にならない、画期的なジェネレイティブ映画だ。米英の各地にて先週金曜日から公開されている。

 この画期的な映画と連携するOSTは、イーノの豊かなキャリアに触れる音の旅に連れ出してくれる。フィジカル・アルバムに収録されている17曲は、『Taking Tiger Mountain』のような初期のソロ作品から、デヴィッド・バーン、ジョン・ケイル、クラスター、そして最近ではフレッド・アゲイン..とのコラボレーションから最新アルバム『FOREVERANDEVERNOMORE』までを収録。

 ゲイリー・ハストウィット監督によるジェネレイティブ映画『ENO』のオフィシャル・サウンドトラックは、Universal Music RecordingsからレコードとCDでリリースされている。2LPのリサイクル・ブラック盤と2LPのピンク&ホワイト盤(d2cのみ)、そして73分のCDには、エレガントなポートレートのイラスト入り16ページ・ブックレットが付いている。なお、アルバムのDolby Atmos特別編集版はApple Music、Amazon Music で配信中だ。