“蝶々さんの無垢な愛”が舞台に花咲く、坂東扇菊×近藤良平「蝶々夫人」

AI要約

10月5・6日に東京・神楽坂セッションハウスで上演される『蝶々夫人』坂東扇菊 ― 日本舞踊の越境旅は、オペラ「蝶々夫人」を題材にした作品で、多彩なキャストが出演する。

作品の構成や演出について扇菊がコメントし、「Madam butterfly」の魅力と明治時代の日本をテーマにした舞台を紹介している。

舞台情報や出演者、スタッフをまとめて掲載しており、日本舞踊の融合した作品に注目が集まっている。

“蝶々さんの無垢な愛”が舞台に花咲く、坂東扇菊×近藤良平「蝶々夫人」

「『蝶々夫人』坂東扇菊 ― 日本舞踊の越境旅」が、10月5・6日に東京・神楽坂セッションハウスで上演される。

これは、オペラ「蝶々夫人」を題材に、坂東扇菊が構成・演出・振付、近藤良平が振付を担う作品。昨年東京・国立劇場で初演された。ピンカートン役を近藤が演じるほか、本作には蝶々夫人A役で佐藤麻琴、蝶々夫人B役で遠藤晴菜、人形蝶々夫人役で松永真紀、人形黒衣役で扇菊、バレエ蝶々夫人役で内山陽瀬、ゴロー役で山本光二郎、ヤマドリ侯爵役で鎌倉道彦、芸者 / 兵士役で藤田善宏、黒須育海、近藤燈子、竹之下たまみ、芸者役で深田愛衣、女中役で蓮子奈津美、秋元麻友子が出演する。

扇菊は、本作について「『蝶々夫人』の物語は明治時代の長崎を舞台に、実話を元にしています。原作はアメリカ人のロングが小説として発表、それを元にイタリア人のプッチーニがオペラとして作曲しました。また、その先行作として、フランスの作家ビエール・ロティの小説に基づく、アンドレ・メサジェ作曲の歌劇があります。このように様々な国の巨匠たちが挑んできた『Madam butterfly』。ここに日本にしかない魅力が潜んでいるのかも知れません。この時代、欧米列強国を相手に、開港したばかりの港には、きっと他にも、蝶々さんのような芸者は何人も居たことでしょう。そのような複数の芸者や軍人を登場させ、時代的背景を増幅させました。時代考証などの枠組みを取り払い、しかし、明治という時代の匂いを残したいと試みました。蝶々さんの無垢な愛がふたたび、この舞台に花咲きますように」とコメントした。

■ 「蝶々夫人」坂東扇菊 ― 日本舞踊の越境旅

2024年10月5日(土)~2024年10月6日(日)

東京都 神楽坂セッションハウス

□ スタッフ

構成・振付・演出:坂東扇菊

振付:近藤良平

音楽:平岩佐和子

□ 出演

ピンカートン:近藤良平

蝶々夫人A:佐藤麻琴

蝶々夫人B:遠藤晴菜

人形蝶々夫人:松永真紀

人形黒衣:坂東扇菊

バレエ蝶々夫人:内山陽瀬

ゴロー:山本光二郎

ヤマドリ侯爵:鎌倉道彦

芸者 / 兵士:藤田善宏 / 黒須育海 / 近藤燈子 / 竹之下たまみ

芸者:深田愛衣

女中:蓮子奈津美 / 秋元麻友子