<解説>「鬼滅の刃 柱稽古編」最終回の三つの“衝撃” 劇場版3部作「無限城編」へ

AI要約

吾峠呼世晴(ごとうげ・こよはる)さんの人気マンガが原作のアニメ「鬼滅の刃」が「柱稽古編」最終回を迎え、新作アニメ「無限城編」が劇場版3部作として制作されることが発表された。

最終回では、鬼殺隊の当主・お館様こと産屋敷耀哉と鬼の始祖・無惨との決戦が展開され、産屋敷の決死の爆破行動が話題を呼んだ。

無惨の驚きや残虐な思考、産屋敷の強い意志が衝撃的な展開を引き起こし、視聴者を圧倒した。

<解説>「鬼滅の刃 柱稽古編」最終回の三つの“衝撃” 劇場版3部作「無限城編」へ

 吾峠呼世晴(ごとうげ・こよはる)さんの人気マンガが原作のアニメ「鬼滅の刃」。鬼の始祖・鬼舞辻無惨(きぶつじ・むざん)との決戦に向けた柱稽古が描かれた「柱稽古編」が6月30日に最終回を迎え、新作アニメ「無限城編」が劇場版3部作「劇場版『鬼滅の刃』無限城編」として制作されることが発表された。「柱稽古編」最終回は、鬼殺隊と無惨の決戦の火蓋(ひぶた)が切って落とされるという衝撃的な展開が話題になった。最終回の“三つの衝撃”について解説する。

 ◇衝撃1 お館様の決死の産屋敷ボンバー 無惨も驚がく「あの腹黒は!」

 最終回「柱・結集」では、鬼殺隊の当主・お館様こと産屋敷耀哉(うぶやしき・かがや)と無惨が邂逅(かいこう)を果たした。産屋敷と無惨は元々は同じ血筋で、産屋敷家は一族から生み出してしまった鬼を打倒すべく鬼殺隊を結成し、1000年もの間、無惨を追い続けてきた。

 自身を殺しにやってきた無惨に対し、産屋敷は「君は永遠を夢見ている」「君の夢はかなわないよ、無惨」と話し、「永遠というのは人の想い(おもい)だ 人の想いこそが永遠であり不滅なんだよ」と、“人の想いの強さ”を説いた。無惨が産屋敷を手にかけようとした瞬間、産屋敷邸が大爆発する。無惨打倒のため、産屋敷は、妻、子供を道連れにし、大量の爆薬で屋敷を爆破したのだ。アニメで表現された産屋敷邸爆破はすさまじい迫力で、放送中は「産屋敷ボンバー」が即トレンド入りし、話題になった。

 産屋敷ボンバーの衝撃の大きさは、無惨の発言からも見て取れる。悪びれることなく1000年もの間、人間を殺し続けてきた無惨が「あの男は完全に常軌を逸している!」「自分自身をおとりに使ったのだ あの腹黒は!」「あれだけの殺意をあの若さで隠し抜いたことは驚嘆に値する」と驚がくしていたからだ。さらには、「妻と子供は承知の上だったのか?」と残虐な無惨らしからぬ思考にまで至っている。