「ギャラはナシで大丈夫です」桃井かおりが札幌の地方ラジオ番組にゲスト出演のワケ

AI要約

桃井かおりが北海道の地方ラジオ番組に出演する理由と、それに関連するエピソード

桃井かおりがアメリカ・ロサンゼルスに拠点を置く生活スタイルと、日本での活動について

桃井かおりがラジオ番組へのゲスト出演に関わる経緯や意義

「ギャラはナシで大丈夫です」桃井かおりが札幌の地方ラジオ番組にゲスト出演のワケ

「今、撮影も山場がすんでパブで1杯やっています。ギャラはナシで大丈夫ですよ」

 4月下旬、こうメールを返信したのは、桃井かおり。

「7月15日、桃井さんが札幌の地方ラジオ番組にゲスト出演するんです。ただ、どうして北海道のラジオに出演するのか。ご出身は東京ですし、番組の関係者と何か深い縁があるのでしょうか」(スポーツ紙記者、以下同)

 現在、アメリカ・ロサンゼルスに生活の拠点を置いている桃井。7月9日にインスタグラムで投稿したのは、

《ちょっと前のお友達の70歳バースデー自宅パーティー! 見事なご馳走は旦那様作。ステーキ世界一!》

 というコメント。2015年に桃井が64歳のときに結婚した夫についてノロケるなど、充実した私生活を公開している。

「日本で仕事があるときに来日する“2拠点生活”をしています。6月下旬にも、桃井さんが1994年からアンバサダーを務めるスキンケアブランドのイベントに来日して出席していました。桃井さんは、このスキンケアブランドのアンバサダーを30年以上も務めていることから“私が作ったと言っても過言ではないわね”と話していました」

 インスタを見る限り、7月上旬時点の桃井はロスにいるようだが、ラジオ出演のために再び来日するのだろうか。

「いやいや、さすがにそれはありません(笑)」

 そう話すのは、桃井の元マネージャーで音楽プロデューサーの富岡信夫氏だ。

「ラジオ番組には、電話出演で事前に収録を行いました。当初はアメリカにいる桃井さんとのやりとりを想定していましたが、ちょうど来日されていましたので、そのタイミングで収録したのです」(富岡氏、以下同)

 今回のゲスト出演は、富岡氏が桃井に依頼したという。

「北海道のラジオ局『カロスサッポロ』から、桃井さんが1993年に出したカバーアルバム『MORE STANDARD』と、1994年に発売したアルバム『モダンダード』の楽曲を、ラジオ番組で流したいと、ご連絡をいただきました」

 この2つのアルバムは、矢沢永吉の『時間よ止まれ』、吉川晃司の『モニカ』、加藤登紀子の『難破船』などを桃井が歌ったカバーアルバム。

「リスナーさんから特集してほしいという声があり、企画がスタートしたそうです。そこで、この2枚のアルバム制作に携わっていた私に連絡が来たというワケです。その際、局の担当者から“どうにか桃井さんに出演してもらうことはできないでしょうか”ともおっしゃるので、ダメ元で桃井さんにメールをしてみました」(富岡氏、以下同)

 富岡氏が桃井のマネージャーだったのは、23歳からわずか3年間。それも50年近く前のこと。さすがに難しいのでは……と思ったところ、冒頭の返事が届いたという。

「桃井さんのメールには《みんなでアルバムを作ったあの日々のためにも、ぜひやりましょう》と書かれていて、嬉しかったですね。桃井さんはちょうどお仕事でロンドンにいらっしゃったようでした」