中島健人「保田のポップでドライな部分が直結するようなビジュアルになった」白石聖、片平なぎさと共に役作りやSNSの活用法を語る<しょせん他人事ですから>

AI要約

7月19日(金)にスタートする中島健人主演のドラマ「しょせん他人事ですから~とある弁護士の本音の仕事~」の記者会見が7月12日に都内で行われ、中島、白石聖、片平なぎさが出席した。

同ドラマは、変わり者弁護士・保田理がネット炎上やSNSトラブル案件を解決するリーガルドラマで、白石が保田のパラリーガル、片平が喫茶店店主を演じる。

原作者からの手紙を受け取った出演者や、SNSの活用法、そして片平の誕生日をサプライズで祝福する場面もあった。

中島健人「保田のポップでドライな部分が直結するようなビジュアルになった」白石聖、片平なぎさと共に役作りやSNSの活用法を語る<しょせん他人事ですから>

7月19日(金)にスタートする中島健人主演のドラマ「しょせん他人事ですから~とある弁護士の本音の仕事~」(毎週金曜夜8:00-8:54、テレ東系※初回は夜8:00-9:09)の記者会見が7月12日に都内で行われ、主演の中島、共演の白石聖、片平なぎさが出席した。

■リアルなネットトラブルを解決へ導く変わり者弁護士の奮闘劇

同ドラマは、原作・左藤真通、作画・富士屋カツヒト、弁護士/監修・清水陽平による同名漫画が原作。変わり者の弁護士・保田理(中島)が「しょせん他人事」をモットーに、社会問題にも発展しているネット炎上やSNSトラブル案件を解決していくリーガルドラマだ。

中島演じる保田の法律事務所に勤める真面目で仕事熱心な駆け出しのパラリーガル・加賀見灯を白石が、保田理法律事務所近くにある「喫茶柏原」の店主であり、スイーツ大好きな保田の最大の味方でもあるドラマオリジナルキャラクター・柏原麻帆を片平が演じる。

■中島「自分の経験をフルに生かせる作品に出会えた」

中島は、出演の話を聞いた時の感想を「最初にこのお話をいただいた時、自分の経験をフルに生かせる作品に出会えたなと思いました。自分としても新しいスタートを切って最初のドラマになるので、自分の新たな面もこのドラマで見てほしいです」と語った。

そして、白石は「パラリーガルを演じるのは初めてだったので、新しい職業に取り組める楽しみと、元々1巻を読んでいて、気になっていた原作の映像化に携われることになり、すごく嬉しいなというのが率直な気持ちでした」と振り返った。

また、片平は「最初にお話をうかがった時、原作にいないオリジナルキャラクターをドラマに登場させる聞き、正直、『大丈夫なの?』という言葉が一番初めに出ました。でも、プロデューサーさんから原作者のお二方も快諾してくださり、今後の漫画の中に麻帆さんを登場させてくださるとおしゃってることを聞き…」とコメント。すると、中島が「そうなんでか!?」と驚きの表情を見せると、片平は「そうなの、出てくるの、すごくない?」と続け、さらに、「『じゃあどういうキャラクターにすべきなんですかね?』と言ったら、『逆に先に作っちゃったもん勝ちだ!』と言われたので、演技しやすいキャラクターにしよとエスニック調で柄柄にしてみました」と笑顔で話した。

■白石「(保田先生と)少し対立したキャラクター作りを心掛けて」

役作りで意識していることを聞かれた中島は「原作に対してリスペクトがあったので、ビジュアルは大切にしたいなと思っていました。でも、金髪の弁護士って本当にいないと思います(笑)。最初に、保田理のビジュアルをどうゆうふうにしようかとチームでも協議があって、そこから紆余曲折ありつつ、今のこのビジュアルにおさまりました。結果、ドラマで見た時にちゃんと保田のポップで、そして、ドライな部分が直結するようなこのビジュアルになったと思います。このスーツはオーダーメイドグリーンで、僕の体の形に合わせて作っていただいた特注のスーツです。ギフトのように毎日うれしく着ています」と笑顔を。

そして、白石は「話が進むにつれて、だんだんと保田先生との信頼感を構築されていくという部分では、現場での雰囲気や空気感を大切にしようとは思っていますが、(保田先生と)真反対のキャラの方が目立つかなと思い、少し対立したキャラクター作りを心掛けていました。また、原作の編集の方とお話をする機会があった時に、原作の灯は話のテンポを作るカギとなっているキャラクターとして描かれていて、依頼人の立場になって物事を考えられたり、すぐにせりふとして感情がでるっていう部分で物語のテンポを担っているキャラクターだとうかがったので、そこは映像となったドラマでも、少しでも感じてもらえるように意識してやっていきたいなと思ってます」とコメント。

一方、片平は「見た目を先に決めて、こうゆう格好をしてると、元気な明るいおばさんになれるなという気がしてます。保田くんは人に冷たい言葉で対応してしまう一面を持っているので、敵も多いと思います。ほんのひと時でも、そういう彼の憩いの場にこの喫茶店がなるといいなと思っています。また、聖ちゃん演じる灯は年齢的にいろいろ悩みを抱えるお年頃だと思いますので、灯に対しては、ちょっと年上だけれども、私の中ではおばさんじゃなくお姉さんでありたいなっていうふうに思っています」と役への思いを明かした。

■原作・左藤真通先生と作画・富士屋カツヒト先生からの手紙が届く

そして、サプライズで原作の左藤真通先生と作画・富士屋カツヒト先生から三人に手紙が届いた。原作者からの手紙に中島は「すごく嬉しいです!大好きな漫画のドラマ化にプレッシャーもありますが、ビジュアルを僕は出来るだけ漫画に近づけたい問気持ちがあり、でも、現実とあまりに解離しすぎると、視聴者の方がついてこれなくなる可能性もあるという、いろいろな協議にもなりました。でも、その一番中間地点を作れることができたかなっていうふうに思っています」と話した。

また、白石は「ありがたいお言葉をお二人からいただけるとは思っていなかったので、すごくびっくりしました。保田弁護士に振り回されながら、いろんな感情を出して、精一杯、加賀見灯を生きたいなと思います。これからの撮影もこのお言葉のおかげで走り抜けていけるなと思いました」と感謝の思いを語った。

そして、片平は「私はなんだか大丈夫かしら?と不安になってきちゃったので、今から方向転換してもいいのかな?」と不安を口に。すると、中島が「ぎり間に合わないです(笑)」とツッコミをいれ、片平が「そこは開きなおってやらせてもらいます!(笑)」とコメントすると、会場に笑いが。

■中島、白石、片平がSNSの活用法を明かす

また、ネット炎上やSNSトラブル案件を解決していく同ドラマにちなみ、SNSの活用法を聞かれた三人。最初に中島は「SNSと生活は切っても切り離せないと思っています。常に手のひらの中で動く社会というか…そこをどういうふうに自分の心身とバランスをとって、スクリーンの中に飛び込んでいくかということで。僕自身は、アイドルとしてこの1年くらい、いろんな言葉を全身で受け止めてきたという時間もあるので、タイムリーな作品に参加をさせていただいているなと思います。ただやっぱりSNSには表と裏があるので、そこの取捨選択をしっかりしつつ、優しい関わり方が出来たらいいですよね」と思いを口に。

続けて、白石は「私もSNSが切っても切り離せないものになってるなと思います。何か調べものをしたり、私自身のSNSのアカウントもやっているのでこうゆうドラマの宣伝をさせてもらったりにも使ってますが、一歩間違えると怖いのがSNSだとも思いますし、その分便利だとも思います。私は、SNSが好きかと言われるとちょっと微妙なところではあるんですけど、この作品を通して、今一度自分のSNSへの向き合い方も見直していきたいですし、何か意見を発信する先に画面じゃなく、ちゃんと人がいるし、反対の意見を持っている人もいるかもしれないし、その先のことを考えながらみなさんが使えるようになったらもっと楽しい世の中になっていくのかなっていうふうに思います」と語り、片平は「SNSとネットの違いもよく分かっていないので、ドラマと一緒に勉強していきます」と話した。

■中島「“しょせん他人事ですから”というドラマをドローできて良かったです!」

スイーツがご褒美だという中島演じる保田にちなみ、司会から「みなさんのご褒美は何ですか?」と質問が。中島は「子どものころから遊戯王のアニメと一緒に育ってきたものですから、30歳になった今でも遊戯王カードをいただけたら喜びます!テレ東さんといえば遊戯王なので、30歳になってテレ東さんのドラマに出るっていうのは、僕からのテレ東さんへの恩返しです。感謝です。“しょせん他人事ですから”というドラマをドローできて良かったです!…遊戯王分かる方しか笑ってないですね、笑ってください」とコメント。

続けて、白石は「整体やリラクゼーションが好きで、休みの日に気になるところや新しくできたところをチェックして、気になったお店に行ってます。肩の凝りとか腰の痛みとかをとりはらいたい(笑)本当に好きで、コロナ前に名古屋まで日帰りで行ったこともあります。ご褒美というと整体とかエステかなと思います」と明かした。

そして、片平は「旅が好きなので、時間が空いて、ここまで頑張って来たから旅行いこうかな!というのがご褒美です。その時に付随するのが、食ですよね!普段、いろいろ我慢してたり、これは食べちゃいけないなって思ってるもの、あと、今はやめてるお酒とか。旅の時だけは無礼講で、何食べても何飲んでもいいよっていうのが私にとってのご褒美です」と笑顔で語った。

■片平の誕生日をサプライスでお祝い!

記者会見が行われた7月12日は片平の誕生日ということで、サプライズでのお祝いが行われた。「それでは、加賀見くん、あれ持ってきてよ」と保田の口調で中島から語りかけられた白石は「分かりました」とどこかへ。

数秒後、白石がケーキを持って登場し、中島が「本日は片平なぎささんの誕生日です!おめでとうございます」とコントすると、会場には音楽と拍手が鳴り響く。そして、タルトのケーキを見た片平は「タルトケーキだ!ありがとうございます。今日は無礼講だよね、食べちゃお」と笑顔を見せた。

さらに、ケーキと共に、“喫茶柏原”と刺繍の入ったエプロンも片平にプレゼントされた。片平は「みなさんにお見せします」とエプロンを着用し「嬉しい、大事にします!」と満面の笑みで語った。そして、中島と白石の「なぎささん、ハッピーバースデー」という掛け声を合図に、記念撮影が行われた。

■中島「僕自身にとってはこのドラマがSNSのバイブル」

そして、中島は視聴者へ「とっても楽しいリーガルエンターテイメントドラマになってると思います。SNSに対する向き合い方もこのドラマを見ていただければ、より優しくなっていくと思っていますし、僕自身にとってはこのドラマがSNSのバイブルになると思います。また、俳優・中島健人として、新しいスタートの一発目のドラマになるので全力で挑戦させていただいております。キャストのみなさま、チームのみなさまに感謝しながら日々を過ごせてることが本当にうれしいです。ぜひドラマ、宜しくお願い致します」と語った。

また、白石は「(ドラマで)扱っている題材はとても今の時代に合っているので、本当に他人事ではみられない内容になっていると思います。でも、描かれていることはリアルですが、ポップに見やすく、わかりやすい内容になっているので、年齢問わずみなさんにぜひ見ていただきたいです。宜しくお願い致します」と呼びかけた。

最後に、片平は「私みたいな(SNSがよく分からないという)年配者が結構いると思います。この作品は勉強にもなり、教訓も与えてくれる物語になっているのでぜひ私と一緒にお勉強しましょう。そして、中島さんのお芝居は、まるでダンスを踊っているかのようにものすごくリズム感があり、見ていてワクワクするんです。すごく楽しい出来上がりになっていると思いますのでぜひご覧いただきたいです」と会見を締めくくった。