芸人・アンゴラ村長の写真集が「大ヒット」…30歳の”普通の姿”が「かわいい」と言われて感じたこと

AI要約

にゃんこスターことアンゴラ村長の初の写真集が異例の売り上げを記録し、注目を集めている。

写真集を通じて、自身のありのままを表現し、普通でいいというメッセージを伝えている。

女性読者にとっても共感を呼び、無理なダイエットをしなくても自分らしく美しいと感じさせる作品となっている。

芸人・アンゴラ村長の写真集が「大ヒット」…30歳の”普通の姿”が「かわいい」と言われて感じたこと

2017年「キングオブコント」に謎の男女コンビとして現れ、準優勝を果たしたにゃんこスター。「跳ばない縄跳び芸」という独特のネタは、多くの人の記憶に残っているだろう。

そんなにゃんこスターのボケ担当であるアンゴラ村長の初の写真集『151センチ、48キロ』が異例の売り上げを見せ、注目を集めている。

にゃんこスターとしてデビューしてから7年。5月には30歳になり、一つの節目を迎えた彼女は、この写真集を作る中で「ありのままの自分」「普通」にこだわったという。

芸人として生きていくということ、大人になるということ、写真集を発売して感じたことを語ってもらった。(取材撮影・村田克己)

突然、編集部から連絡が来て写真集を出させてほしいとご連絡があったそうですね。芸人が写真集ということで、不安はあったのでしょうか。

―不安とか緊張はありませんでした。バラエティー番組とかの収録では瞬発力が大事で緊張するんですけど、写真集だと修正もできちゃいますし。

それより、芸人だとかわいいって言ってもらう機会がないので、撮影のときにかわいいとか言ってもらえて、光もたくさん浴びられて、“ありがたい”って感じでした。

異例の売り上げということで、芸人の仲間から反響はありましたか?

―「話題だから」ではなく、「良いと思ったから買いました」って言ってくれる人がけっこういて。ハチカイの“警備員”(パッチューネ所属のお笑いトリオの一人)が言ってくれました。情報解禁したときに、オダウエダの小田さんからは「アンゴラさんが写真集を出すなら私は買います」と嬉しい言葉もありました。

相方のスーパー3助さんの反応は?

―相方の3助さんには、撮影が終わったタイミングで、「こういう写真集が出るんだけどどう?」と聞きました。やっぱりコントのほうを頑張りたいというのが二人のなかであったので、大丈夫かなっていう確認で。そしたら、良いんじゃないって言ってもらえて。

ただ、私がピンでやった仕事なので、この写真集でどのくらいお金入るの?ってすごい気にしていました。

SNSでもいろいろな感想がつぶやかれていたと思います。どのように受け止めていますか?

―芸人ってビジュアルの話が一番前に押し出されるものではないと思うんですけど、この写真集をきっかけに、より私のビジュアルのことを取りざたされるようになりました。アンゴラ村長はかわいいのか、かわいくないのかって。

そこで議論をしていただくのはありがたいのですが、誰が何を言っても私はこの顔とこの体で生きていくので、そんな私のありのままを人それぞれ好きなように受け取ってもらえたら良いかなと思っています。

「ありのまま」というと、今回の撮影に向けて体作りはあまりされなかったと聞きました。

―ピラティスに通ったのと、反り腰とか、ストレートネックとかを直すことはしましたが、過度に痩せようということはしませんでした。 タイトルの「150センチ、48キロ」も標準体重で「普通」を意識しました。写真集を買った女性から「平均体重でもかわいくなれるんだと知りました!」と感想をもらったときは嬉しかったです。

女性読者に人気と聞きました。無理なダイエットをして、つらい思いをして痩せなくても、ありのままの自分で素敵なんだよというのが、読者の方たちに伝わったのかもしれませんね。