ひとシネマ執筆陣が選んだ〝2024年上半期の5本〟:「ホールドオーバーズ」に涙止まらず 梅山富美子

AI要約

2024年も半分が過ぎ、1年の折り返し点でちょっと立ち止まって、今年の秀作、話題作をおさらい。

上半期に映画館や配信で公開された多くの作品の中から、ひとシネマ執筆陣がお勧めの5本を選んだ。

心の奥深くに刺さり、涙が止まらない映画にまれに出会うことがある。"ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ"がその映画であり、途中からはわけもわからず泣き続けた。教師ポール、学生のアンガス、寮の料理長メアリーの寂しくて温かい物語は美しく尊く、こういう映画に出会うために映画を見ているんだなと思わせる1本だった。

普段は専ら韓国ドラマを紹介しているので、残り4作品は韓ドラで。それぞれ韓国で高視聴率を獲得したりSNSで話題となったりしたのも納得の面白さ。いずれも魅力的な登場人物、(時々ツッコミ要素もありつつ)ジェットコースターのような緩急がある物語に強烈に引きつけられた。上半期だけでこのラインアップなので、韓国ドラマの勢いはまだまだとどまることはなさそう。

ひとシネマ執筆陣が選んだ〝2024年上半期の5本〟:「ホールドオーバーズ」に涙止まらず 梅山富美子

2024年も半分が過ぎ、1年の折り返し点でちょっと立ち止まって、今年の秀作、話題作をおさらい。上半期に映画館や配信で公開された多くの作品の中から、ひとシネマ執筆陣がお勧めの5本を選んだ。

・「ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ」(アレクサンダー・ペイン監督)

・「私の夫と結婚して」(パク・ウォングク監督)Amazon Prime Videoドラマ

・「涙の女王」(チャン・ヨンウ監督、キム・ヒウォ監督)Netflixドラマ

・「財閥×刑事」(キム・ジェホン監督)ディズニープラスドラマ

・「ソンジェ背負って走れ」(ユン・ジョンホ監督、キム・テヨプ監督)U-nextドラマ

心の奥深くに刺さり、涙が止まらない映画にまれに出会うことがある。「ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ」がその映画であり、途中からはわけもわからず泣き続けた。教師ポール、学生のアンガス、寮の料理長メアリーの寂しくて温かい物語は美しく尊く、こういう映画に出会うために映画を見ているんだなと思わせる1本だった。

普段は専ら韓国ドラマを紹介しているので、残り4作品は韓ドラで。それぞれ韓国で高視聴率を獲得したりSNSで話題となったりしたのも納得の面白さ。いずれも魅力的な登場人物、(時々ツッコミ要素もありつつ)ジェットコースターのような緩急がある物語に強烈に引きつけられた。上半期だけでこのラインアップなので、韓国ドラマの勢いはまだまだとどまることはなさそう。

ちなみに、紹介した4作品は日本での動画配信サービス先が別々。それぞれの特色が出ているような気がして興味深い。