文楽が今秋ニューヨーク、ロサンゼルスなど米国5都市で公演へ 舞台背景にアニメーション映像

AI要約

国立劇場が初めて米国で文楽公演を開催することを発表。舞台背景にはジブリ作品やアニメーション美術監督の原画を使用。

文楽は太夫の語り、三味線、人形遣いによる芸能。演目は「曾根崎心中」から「火の見櫓の段」。

今年3月の「BUNRAKU 1st SESSION」でもアニメーション映像が使用され、訪日外国人も多数訪れた。

 国立劇場は2日、「人形浄瑠璃 文楽」の米国公演開催を発表した。9月から10月にかけて、ニューヨーク、ロサンゼルスなど5都市で開催される。国立劇場制作の文楽の米国公演は初めて。

 文楽は、太夫の語りと三味線による義太夫節、人形遣いによる人形の演技が織りなす芸能。

 舞台背景には「となりのトトロ」「もののけ姫」などのジブリ作品や、「この世界の片隅に」などの背景を手がけた、アニメーション美術監督男鹿和雄さんの原画によるアニメーション映像を用いるという。

 日程は、9月28日ロサンゼルス、10月1日コネティカット州フェアフィールド、同3~5日ニューヨーク、同8日ワシントンD.C.、同12日ヒューストン。演目は「曾根崎心中」から「天神森の段」、「伊達娘恋緋鹿子」から「火の見櫓の段」。

 今年3月に都内で開催された「BUNRAKU 1st SESSION」には訪日外国人も多数訪れ、同イベントでも舞台背景にアニメーション映像が使われた。