劇場アニメ『ベルサイユのばら』オスカルは沢城みゆき、マリー・アントワネットは平野綾に

AI要約

2022年9月に制作が発表された劇場アニメ『ベルサイユのばら』の公開日が2025年新春に決定。特報映像とキービジュアルが公開され、キャスト・スタッフ情報も発表。

『ベルサイユのばら』は、男装の麗人オスカルと王妃マリー・アントワネットらの愛と人生を描いた作品。監督は吉村愛、脚本は金春智子、キャラクターデザインは岡真里子。音楽を手がけるのは澤野弘之とKOHTA YAMAMOTO。

キャストには沢城みゆき、平野綾、豊永利行、加藤和樹が決定。各キャストが作品への意気込みをコメント。制作関係者も熱い思いを語っている。

劇場アニメ『ベルサイユのばら』オスカルは沢城みゆき、マリー・アントワネットは平野綾に

 2022年9月に制作が発表された劇場アニメ『ベルサイユのばら』の公開日が2025年新春に決定。あわせて特報映像とキービジュアルが公開され、キャスト・スタッフ情報も発表された。

 『ベルサイユのばら』は、池田理代子による漫画作品で、フランス革命の時代を舞台に、男装の麗人オスカル・フランソワ・ド・ジャルジェと、隣国オーストリアから嫁いできた純真無垢な王妃マリー・アントワネットらの愛と人生を描いた作品。1972年から1973年まで『週刊マーガレット』(集英社)にて連載され、マーガレット・コミックス(集英社刊)は全10巻を刊行、2014年からは40年ぶりに新エピソードの単行本4巻も発売され、2024年時点で累計発行部数は2000万部以上を突破。1974年には宝塚歌劇団により舞台化され、その後TVアニメ化、映画化と、様々な方面で社会現象を巻き起こした。

 キャストには、沢城みゆき、平野綾、豊永利行、加藤和樹が決定。将軍家の跡取りで、“息子”として育てられた男装の麗人オスカル・フランソワ・ド・ジャルジェ役を、『ルパン三世』峰不二子役(三代目)、『「鬼滅の刃」遊郭編』堕姫(上弦の陸)役などの沢城が演じ、オーストリア出身のフランス王妃マリー・アントワネット役を、ミュージカル『レ・ミゼラブル』エポニーヌ役、ディズニー映画『ミラベルと魔法だらけの家』イサベラ役などの平野が担当する。オスカルの幼なじみの平民アンドレ・グランディエ役には『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』ポップ役、『ユーリ!!! on ICE』勝生勇利役の豊永、容姿端麗なスウェーデンの伯爵ハンス・アクセル・フォン・フェルゼン役には『仮面ライダー THE NEXT』風見志郎役、『ディズニー ツイステッドワンダーランド』マレウス・ドラコニア役の加藤が決定した。

 監督を務めるのは、『アオハライド』『チア男子!!』の吉村愛。脚本は『うたの☆プリンスさまっ♪』シリーズや『君に届け』の金春智子、キャラクターデザインは『初恋モンスター』『ぬらりひょんの孫』の岡真里子がそれぞれ担当。さらに、音楽プロデューサーを『進撃の巨人』の澤野弘之、音楽を澤野と共にNHKドラマ『大奥』のKOHTA YAMAMOTO、アニメ制作を『呪術廻戦』『この世界の片隅に』などを手がけるアニメスタジオMAPPAが担当する。

 あわせて、特報映像とキービジュアルが公開。アニメ映像初公開となる特報映像では、マリー・アントワネットがフランスを訪れるシーンなどが捉えられている。キービジュアルは、オスカル、マリー・アントワネット、アンドレ、フェルゼンの4人の登場人物が描かれた『ベルサイユのばら』の世界を体現した一枚に。「気高く、ひたすらに、愛した――」というキャッチコピーが添えられた。

 また、7月6日より宝塚歌劇で『ベルサイユのばら』フェルゼン編の上演が予定されており、8月21日からは『誕生50周年記念 ベルサイユのばら展 -ベルばらは永遠に-』(神戸会場)の開催が予定されている。

コメント

沢城みゆき(オスカル・フランソワ・ド・ジャルジェ役)

劇場アニメ『ベルサイユのばら』でオスカルの声を担当させていただくことになりました、沢城みゆきです。池田理代子先生の描かれたオスカルをバイブルに、そこから田島令子さんの声の入ったオスカル、実写映画や舞台でもそれぞれに昇華されたオスカルが誕生してきました。その歴史の中へ、もう1人、吉村監督の元で新たなオスカルが生まれようとしています。(作画の方々のとんでもない仕事量!!)今はただ、その完成の日を緊張しながら静かに待っているところです。

平野綾(マリー・アントワネット役)

夢のようです。

まさか歴史に残るこの名作で、憧れのマリー・アントワネットを演じさせていただけるなんて。

漫画・アニメ・舞台を観続けてきた、いちファンである私にこんな日が来るなんて思ってもみませんでした。

今回の演出は、かなりの挑戦だと思います。

製作陣も皆様それぞれに思い入れがあって、リスペクトを持って作品作りしているのがとても伝わってきました。誰もが持っているベルばらのイメージに革命を起こす、新たな時代の幕開けとなるような作品になることを期待しております。

豊永利行(アンドレ・グランディエ役)

まさか、僕が歴史ある伝説の作品である『ベルサイユのばら』に…。

しかもアンドレを演じさせていただく日が来るとは思っていませんでした。

そして歌も歌わせていただいております。

原作のあんなシーンやこんなシーンも演じさせていただいております…。

現代の映像で、耽美で聡明で儚いベルばらが描かれます。

いつの世も愛される作品に関わることが出来て本当に幸せです。

どうぞ、ご期待ください!!

加藤和樹(ハンス・アクセル・フォン・フェルゼン役)

誕生から50年…その間、全く色褪せることなく愛され続けている『ベルサイユのばら』にフェルゼン役として参加させていただけるなんて身に余る光栄です。

ミュージカル作品でフランス革命に身を投じた経験のある身としては、このお話が決まった時は感慨深いものがありました。原作の名シーンはもちろん、新たに歌唱演出も加わり、現代の映像技術で令和の時代に新たな革命を起こす作品になっていると思います。ご期待ください!

吉村愛(監督)

劇場アニメ『ベルサイユのばら』に参加させていただいて、

華麗で重厚な世界観、オスカルやアントワネット、魅力的な人物たち…。

毎日素敵なばらにどっぷり浸かりながらお仕事ができ、ファンの1人としてとても幸せです。ありがとうございます。この素晴らしい作品を上手く映像化できるように、スタッフ一同頑張って制作させていただいてます。

金春智子(脚本)

かつて原作を連載で読んでいた私には、オスカルさまは永遠の憧れで、『ベルサイユのばら』は何度読んでも胸が熱くなるバイブルです。なので、脚本のオファーをいただいた時には、大げさではなく本当に夢のように幸せでした!

今はただただ映画の完成、そして公開が待ち遠しいです。

岡真里子(キャラクターデザイン)

正直あの『ベルサイユのばら』という伝説的な作品に携わる日が来るなんて今でも信じられないという気持ちでいっぱいです。

毎日緊張と喜びの中で仕事をしています。

とにかく全てのものが描いていて楽しいです。

作品が持つ美しさと力強さをお届けできるようこだわりの強い監督とスタッフと共に引き続き全力を尽くします。

澤野弘之(音楽プロデューサー・音楽)

今回、劇場アニメ『ベルサイユのばら』の音楽プロデュースで参加いたします。

楽曲制作に取り掛かったのはかれこれ4年前になるのですが、これまで制作してきたアニメ作品の劇中歌などとは違う形でボーカル楽曲を多数制作するのは初の機会となりました。

また劇伴にはKOHTA YAMAMOTOくんに参加して貰えた事で、作品のストーリーをよりエモーショナルにサウンドで広げて貰えたと感じています。ぜひ劇場で楽しんで頂ければ幸いです。

KOHTA YAMAMOTO(音楽)

本作品の音楽を澤野弘之さんと一緒に担当させていただきます。

この偉大な作品に携わることができて興奮しています!

今回私は澤野さんの楽曲をリアレンジする形での制作が多かったのですが、 そのどれもが素敵な楽曲ばかりで非常に楽しい制作でした。

楽曲達は形を変えて様々なシーンに散りばめられています。

是非音楽にも注目してこの新たな『ベルサイユのばら』を楽しんでください!