今くるよさん追悼特番、16日第2弾、23日第3弾BSよしもとで放送 ブレークきっかけ漫才も

AI要約

漫才師今くるよさんの追悼特番がBSよしもとで放送されることが発表された。

くるよさんと今いくよさんが結成した漫才コンビは80年代に人気を得て、先駆的存在として活躍した。

特番では、多くの芸人がメッセージを送り、漫才ブームのきっかけやくるよさんのギャグが紹介される予定。

今くるよさん追悼特番、16日第2弾、23日第3弾BSよしもとで放送 ブレークきっかけ漫才も

 臓(すい)がんのため、5月27日に亡くなった漫才師、今くるよさんの追悼特番が、BSよしもとで16日と23日に放送される。吉本興業が15日までに、発表した。

 16日午後6時放送の「たくさんの“どやさ!”をありがとう 後編」と、23日午後6時放送の「どやさ漫才、永遠(とわ)に…」で、9日放送分からスタートし、追悼特番の第2弾、第3弾になる。

 くるよさんは70年、高校ソフトボール部時代からの友人だった今いくよさん(15年死去)と、漫才コンビ「今いくよ・くるよ」を結成。80年代の漫才ブームにのって人気を得て、女流漫才コンビとして先駆的存在だった。

 やせ形のいくよさんとは対照的に、ぽっちゃりしたくるよさんは、おなかをポンとたたくしぐさでも親しまれ、両手を顔の前で交互に前後させる「どやさ!」は代名詞的ギャグになった。

 81年「上方お笑い大賞」金賞、82年「花王名人大賞」最優秀新人賞、84年「上方漫才大賞」など、数々の賞を受賞し、関西演芸界をけん引。発展に貢献したとして、23年には「第26回上方演芸の殿堂入り」を果たしていた。

 16日の「たくさんの“どやさ!”をありがとう 後編」では、9日放送分に続き、桂文珍、ハイヒールら総勢44組60人がメッセージ。23日の「どやさ漫才、永遠(とわ)に…」では、漫才ブームにのるきっかけとなった「花王名人劇場」の漫才シーンなどが放送される。当初は「お嬢さん漫才」とやゆされながらも、地道に腕を磨き、一躍ブレークを果たした転機の漫才や、木村祐一によるインタビュー映像のオンエアも予定されている。