世界遺産登録尽力の元町長「知床そっくり残すこと責務」署名活動開始

AI要約

世界自然遺産・知床の知床岬で工事が進む携帯電話基地局に対し、北海道斜里町の町民有志らが計画の見直しを求める署名運動を6月1日から始める。

計画の見直しを求める地元の動きは知床自然保護協会のほか、有志としては斜里山岳会に次ぐもので、署名活動は初めて。

午来さんは「あの時の知床の自然をそっくり後世に残したい。我々にはその責任がある。地元で育ってきた人間が黙っているわけにはいかない」と語った。

世界遺産登録尽力の元町長「知床そっくり残すこと責務」署名活動開始

 世界自然遺産・知床の知床岬で工事が進む携帯電話基地局に対し、北海道斜里町の町民有志らが計画の見直しを求める署名運動を6月1日から始める。会長は元町長で世界自然遺産登録をかなえた午来昌(ごらいさかえ)さん(86)。オンライン署名が中心で地元住民や知床を訪れる観光客らにも協力を呼びかける。

 計画の見直しを求める地元の動きは知床自然保護協会のほか、有志としては斜里山岳会に次ぐもので、署名活動は初めて。午来さんは「あの時の知床の自然をそっくり後世に残したい。我々にはその責任がある。地元で育ってきた人間が黙っているわけにはいかない」と語った。

 署名への問い合わせは、「知床の自然を愛する住民の会」事務局へメール(save.shiretoko@gmail.com)で。(奈良山雅俊)