囲碁・本因坊戦 一力遼三冠が勝利、タイトル初防衛

AI要約

本因坊戦の第3局で一力遼三冠が勝利し、初防衛を果たした。

一力三冠は囲碁七大タイトルを持つ棋士であり、東北地方の新聞社の取締役も務めている。

対局後の会見で、一力三冠は自身の決断した手を信じ、感性・感覚を大切にしたことを語った。

囲碁七大タイトルで最も歴史のある、本因坊戦の五番勝負は第3局で一力遼三冠(26)が勝ち、本因坊の初防衛を果たしました。

囲碁界で最も歴史のある本因坊戦の五番勝負は30日、三重県鳥羽市で第3局が行われ、本因坊の一力三冠が挑戦者の余正麒八段(28)に勝ちました。

これで3勝目をあげた一力三冠は、本因坊のタイトルを初防衛しました。

対局後、会見で一力三冠は「きょうの碁は難しい形勢で、勝ててホッとした」「自分の決断した手を信じて、自分の感性・感覚を信じて打ち進めるということを今回、意識してやっていた」と語りました。

囲碁七大タイトルのうち「本因坊」のほかに、「棋聖」「天元」も持つ一力三冠ですが、ことし3月には東北地方の新聞社「河北新報社」の取締役に就任し、棋士との二刀流として活動しています。