工事代金名目で現金脅し取った疑い 山口組系幹部と土木会社役員を逮捕

AI要約

警視庁神田署は、山口組系組幹部と土木会社役員が工事代金名目で現金を脅し取る恐喝事件で逮捕された。

容疑者は私道の改良工事関連で業者に脅迫を働き、120万円を強要したとされる。

山口容疑者は容疑を認め、前田容疑者は否認しているという。

工事代金名目で現金脅し取った疑い 山口組系幹部と土木会社役員を逮捕

工事代金名目で現金を脅し取ったとして、警視庁神田署は恐喝容疑で、特定抗争指定暴力団山口組系組幹部、山口浩司容疑者(59)=相模原市南区=と土木会社役員、前田昭博容疑者(54)=埼玉県草加市=を逮捕した。同署によると、山口容疑者が容疑を認め、前田容疑者は「事実無根」と否認している。

同署によると、山口容疑者らは昨年1~3月、千葉県内にある私道の改良工事に関与。工事の施工代金が元請け業者から支払われないことに腹を立て、業者を紹介した解体業の男性(61)に肩代わりするよう迫ったとみられる。その際、山口容疑者は自身が暴力団員であることを男性に伝えていたという。

逮捕容疑は昨年10月7日、東京都台東区浅草橋のコインパーキングで男性に「俺たちの工事の利益だから金を渡せ。今日中に100万円を作らなければ駄目だ」と脅迫。20万円を振り込んだ男性に対し、「はした金で済むと思うなよ」と再び脅し、計120万円をおどし取ったとしている。