斎藤兵庫県知事の告発文書問題 第三者機関の設置事務は代表監査委に委任

AI要約

兵庫県の西播磨県民局長が斎藤元彦知事らの言動を批判し、懲戒処分を受けた問題で、斎藤知事が第三者機関による再調査を行う方針を示した。

県議会からの要請を受け、斎藤知事は代表監査委員に委任し、第三者機関の設置事務を進めると述べた。

斎藤知事はより客観的な調査を目指し、県議会との協力のもと、事務委任の手続きを進める考えを示した。

斎藤兵庫県知事の告発文書問題 第三者機関の設置事務は代表監査委に委任

兵庫県の西播磨県民局長だった男性(60)が斎藤元彦知事らの言動を「違法行為」などと指摘する文書を作成し、懲戒処分を受けた問題で、斎藤氏は29日の定例会見で、文書の内容を調査する第三者機関の設置事務を県の代表監査委員に委任する方針を示した。斎藤氏は「近日中に委任手続きを進める」と述べ、委任後は代表監査委員を中心に、第三者機関のメンバー構成や調査内容などを決めていくとしている。

斎藤氏は21日、県議会から全会一致で要請されたことを受け、第三者機関による再調査を決定。「議会側の意見も踏まえながら、より客観的なものにする」などと説明していた。

29日の会見で斎藤氏は、「(第三者機関の)準備業務から知事部局が離れることが望ましい」とした上で、代表監査委員に委任することについて「先日、県議会に説明し、了承いただいたと聞いた。これから事務委任の手続きを行っていきたい」と述べた。