中1生自殺で第三者委報告書提出 大阪府泉南市、市長に

AI要約

大阪府泉南市で中学1年の松波翔さんが自殺した問題に関する第三者委員会の報告書が提出された。

松波さんは学校での人間関係に悩み不登校になり、自宅周辺で亡くなっているのが見つかった。

市教育委員会と遺族の話に食い違いがあり、報告書作成に時間がかかった。

中1生自殺で第三者委報告書提出 大阪府泉南市、市長に

 大阪府泉南市で2022年3月、中学1年の松波翔さん=当時(13)=が自殺した問題を巡り、市の第三者委員会が28日、調査の報告書を山本優真市長に提出した。数日中に報告書の内容を踏まえた記者会見を開く予定。委員長の宮島繁成弁護士は「市教育委員会と遺族の話が一致しない点もあり時間はかかったが、最善を尽くした」と振り返った。

 松波さんは小学校時代から他の児童や教師との関係に悩み、断続的に不登校になっていた。22年3月18日に自宅を出て、翌日に近所で亡くなっているのが見つかった。市教委事務局は数日後に死亡の事実を把握したが、教育委員会会議には同7月まで報告しなかった。