「刑務所に戻りたい」福島2人殺害ひき逃げ事件で無期懲役の2審判決確定へ 最高裁が検察の上告棄却 1審の裁判員裁判は死刑

AI要約

4年前、福島県三春町で故意にひき逃げし、2人を殺害した罪などに問われている男の裁判で、最高裁は検察側の上告を退ける決定をし、1審の死刑判決を破棄して、無期懲役とした2審の判決が確定することになりました。

判決などによりますと、盛藤吉高被告(54)は2020年5月、刑務所から釈放された後、「犯罪をして刑務所に戻りたい」と考え、三春町の国道わきで面識のない2人を故意にひき逃げして、殺害した罪などに問われています。

1審の裁判員裁判で福島地裁郡山支部は死刑を言い渡しましたが、2審の仙台高裁がこれを破棄し、無期懲役としていました。

「刑務所に戻りたい」福島2人殺害ひき逃げ事件で無期懲役の2審判決確定へ 最高裁が検察の上告棄却 1審の裁判員裁判は死刑

4年前、福島県三春町で故意にひき逃げし、2人を殺害した罪などに問われている男の裁判で、最高裁は検察側の上告を退ける決定をし、1審の死刑判決を破棄して、無期懲役とした2審の判決が確定することになりました。

判決などによりますと、盛藤吉高被告(54)は2020年5月、刑務所から釈放された後、「犯罪をして刑務所に戻りたい」と考え、三春町の国道わきで面識のない2人を故意にひき逃げして、殺害した罪などに問われています。

1審の裁判員裁判で福島地裁郡山支部は死刑を言い渡しましたが、2審の仙台高裁がこれを破棄し、無期懲役としていました。

検察側は判決を不服として上告していましたが、最高裁は「人の生命を奪うための綿密な計画や周到な準備に基づき、殺害を確実に遂げるべく実行した犯行とはいえない」などとして、おととい付で、これを退ける決定をしました。

無期懲役の判決が確定することになります。