「警察来るまでやれみたいな話」 小沢一郎氏が幹部パーティー計画批判

AI要約

立憲民主党の小沢一郎衆院議員は、党が政治資金パーティーを全面禁止する法案を提出したにもかかわらず、党幹部がパーティーを計画していたことに批判を述べた。

小沢氏は、党の意思としてパーティー開催をやめるべきだと主張し、党執行部の姿勢に一貫性がないと指摘した。

政治資金パーティーは必要だとの立場を取る小沢氏は、パーティー禁止方針に異論を唱え、公明正大なやり方で政治活動を行うべきだと述べた。

「警察来るまでやれみたいな話」 小沢一郎氏が幹部パーティー計画批判

 立憲民主党の小沢一郎衆院議員は28日、同党が政治資金パーティー開催を全面禁止する法案を国会に提出したにもかかわらず、党幹部がパーティー開催を計画していたことを「何を考えているんだろう。信じられない」と批判した。国会内で記者団の取材に答えた。

 小沢氏は「党の意思として(パーティーを)やめようという法案を出したんだから、その時点でなしなんだ」と強調。法案が施行日とした2026年1月までは開催を容認したことについても、「警察が来るまでは、ずっとやれみたいな話じゃないか」と非難した。「世間から見てみなさいよ。立憲はパーティー禁止だって決めた、法律まで出したと言ってて、執行部が先頭に立ってやるっちゅうのはどういうことだ」とも指摘した。

 小沢氏は、政治資金パーティーは必要だとの立場。全面禁止とする党方針にも異論を唱えており、党執行部の姿勢には一貫性がないと映ったようだ。小沢氏は「(政治活動に)金はかかる。有権者にはっきりわかるような公明正大な公開した集め方にすべきだ」とも述べた。

 同党は、法案提出後に岡田克也幹事長らがパーティーを計画していたことが「言行不一致だ」などと与野党から強い批判を受け、パーティー開催を中止した。こうした状況を踏まえ、代表や幹事長ら執行役員は政治改革の議論の見通しがつくまでは、開催を自粛することになった。【源馬のぞみ】