党幹部パーティー開催「私も違和感」 立憲・泉代表“容認”から一転、党幹部に“自粛”要請

AI要約

立憲民主党の泉代表は、政治資金パーティーの禁止法案提出中に党幹部2人をパーティー自粛を求めるようにした経緯について述べた。

党内での反発や批判があった中、泉代表は法案成立までの方針変更を表明した。

今後の対応については、27日の会議で決定する方針であることを述べた。

党幹部パーティー開催「私も違和感」 立憲・泉代表“容認”から一転、党幹部に“自粛”要請

立憲民主党の泉代表は26日、京都・福知山市で記者団の取材に応じ、党として国会に政治資金パーティーの禁止法案を提出する中、党幹部2人が、パーティー開催を予定していたことについて、「私も思うところがあったので、やり取りさせていただいた」と述べ、2人に開催の自粛を求めていたことを明かした。

パーティーを予定していたのは、岡田幹事長と大串選対委員長。立憲が政治資金パーティーを禁止する法案を提出している最中での党幹部の行動に、与野党から「覚悟がない」などと批判の声が上がった。

党内でも、伊藤俊輔青年局長ら若手議員4人が24日、「理念を実行する姿勢が求められている」と、パーティー中止を暗に求める提言書を党に提出するなど、反発が強まっていた。

泉氏は24日の会見では、法案が成立した場合の施行日まで、パーティーの開催を一旦は容認していたが、25日には一転、SNSで「皆様の怒りも当然です。今、対処しています」と投稿していた。

泉氏は「(24日の)記者会見の時点ではまだ、誰がどのようにパーティーを開催するとの情報は断片的な状況だった。まずは党の現状を説明させていただいた」と述べた。

さらに、「私自身も違和感を感じたので、対処すると(SNSに)書かせていただいた。国会で議論している最中で、党幹部としてどのような姿勢であるべきかは、私も思うところがあったので、やり取りさせてもらった」と語った。幹部2人とは個別に話し合い、最後は「本人の判断」だったという。

今後、党役員全員がパーティーを自粛するかについて、泉氏は「27日に執行役員会があるので、様々な話し合いはある」と、明言しなかった。