国家公務員キャリアの倍率最低　24年度春試験7倍、民間と競合

AI要約

24年度春の国家公務員採用試験では、省庁幹部候補のキャリアに合格した人数、倍率の最低更新、民間企業との競争激化などが報告された。

昨年の秋試験からの影響や、公務員の魅力向上の必要性、試験改革の進展などが話題となっている。

また、女性合格者の割合も報告され、注目を集めている。

　24年度春の国家公務員採用試験で、省庁幹部候補のキャリアと呼ばれる総合職に合格したのは1953人だった。申込者数が過去最少の1万3599人だったのに伴い、倍率は7.0倍と最低を更新した。理工系を中心に、民間企業との人材獲得競争が激化している。東大出身は過去最少の189人。人事院が28日発表した。

　倍率低下は、昨年実施した秋試験が19歳から受けられるようになり、志望者が流れたのも影響した。人事院の担当者は「公務員の魅力を高め、人材確保を図る必要がある」と話した。専門試験を課さない「教養区分」の拡大など、受験者の負担を軽くする試験改革も進める。

　女性合格者は全体の33.4％だった。

公務員人材獲得競争試験改革国家公務員採用試験省庁幹部候補倍率公務員の魅力向上女性合格者

関連記事（外部サイト）

関連記事

アクセスランキング（国内）