「悲しさ変わらない」追悼ミサに350人参列 川崎のカリタス小児童ら20人殺傷から5年

AI要約

川崎市多摩区で令和元年、スクールバスを待っていた私立カリタス小の児童ら20人が殺傷された事件から5年となった28日、小学校を運営するカリタス学園は講堂で追悼のミサを開き、児童や卒業生、保護者ら約350人の参列者が祈りをささげた。

ミサを終えて小野拓士校長は報道陣に「どうしてあんなことが起きたんだという悔しさや悲しさは変わらない」と話した。小野校長によると、ミサでは、祭壇に犠牲となった2人の遺影が飾られた。

小野校長は「(犠牲になった)2人のことを忘れないことが一番」といい、「子供によって回復の仕方はそれぞれ。それぞれにあった支援を続けていく」と話した。保護者らが続けている登校中の見守りボランティアに対しては「子供たちの安心安全につながっている」と感謝を述べた。

川崎市多摩区で令和元年、スクールバスを待っていた私立カリタス小の児童ら20人が殺傷された事件から5年となった28日、小学校を運営するカリタス学園は講堂で追悼のミサを開き、児童や卒業生、保護者ら約350人の参列者が祈りをささげた。

ミサを終えて小野拓士校長は報道陣に「どうしてあんなことが起きたんだという悔しさや悲しさは変わらない」と話した。小野校長によると、ミサでは、祭壇に犠牲となった2人の遺影が飾られた。

小野校長は「(犠牲になった)2人のことを忘れないことが一番」といい、「子供によって回復の仕方はそれぞれ。それぞれにあった支援を続けていく」と話した。保護者らが続けている登校中の見守りボランティアに対しては「子供たちの安心安全につながっている」と感謝を述べた。

事件は元年5月28日、同市多摩区登戸新町で発生。両手に包丁を持った男=当時(51)=が保護者で外務省職員だった小山智史さん=同(39)=と、同小6年の栗林華子さん=同(11)=を殺害、児童ら18人に重軽傷を負わせた。男は直後に自殺。神奈川県警は容疑者死亡のまま殺人容疑などで書類送検し、同年11月に不起訴処分になった。