元妻、別の男性から月50万円 「ドン・ファン」詐欺公判

AI要約

2018年、資産家の野崎幸助さんを殺害した元妻須藤早貴被告が別の男性から現金をだまし取ったとして詐欺罪で起訴された公判が開かれた。

被告は毎月約50万円の現金を受け取っていたことを認めたが、金を払った理由は男性に体をもてあそばれるためだと主張している。

詐欺罪の成立を巡って争いが続いており、被告には札幌市の男性から約2980万円をだまし取ったとされている。

 2018年、「紀州のドン・ファン」と呼ばれた資産家の野崎幸助さん=当時(77)=を殺害したとして殺人罪に問われた元妻須藤早貴被告(28)が、別の男性から現金をだまし取ったとする詐欺罪の公判が27日、和歌山地裁で開かれ、被告人質問が行われた。被告は、被害者の男性から毎月計約50万円の現金を受け取っていたことを明らかにした。

 殺人罪とは分離して審理されている。被告は初公判で「金を受け取ったのは事実だが、私の体をもてあそぶために金を払った」と述べた。弁護側は詐欺罪の成立を争うとしている。

 起訴状によると、被告は札幌市の男性=当時(61)=から現金計約2980万円をだまし取ったとしている。