蓮舫氏と小池百合子知事が連携を確認し合ったあの日…8年の年を経て東京都知事選で激突へ 

AI要約

7月の東京都知事選に立候補する意向を表明した立憲民主党の蓮舫参院議員は、現職の小池知事との対決が注目される。

かつて小池知事と蓮舫氏は連携していたが、今回は選挙戦を戦うことになる見通し。

他にも複数の候補が出馬を表明し、大混戦が予想される。

蓮舫氏と小池百合子知事が連携を確認し合ったあの日…8年の年を経て東京都知事選で激突へ 

 7月の東京都知事選(6月20日、7月7日投開票)に立候補する意向を固めた立憲民主党の蓮舫参院議員(56=参院東京選挙区)は27日、自身のX(旧ツイッター)を更新し、同日に記者会見して正式表明する考えを明かした。

 都知事選には現職の小池百合子知事(71)が3選出馬を29日に表明する見通しで、2人の対決にも大きな関心が注がれることになりそうだ。

 蓮舫氏はかつて、東京都庁を表敬訪問し、知事に就任したばかりの小池氏とお互いにエールを送り合ったことがある。

 小池氏は2016年7月の都知事選で初当選したが、蓮舫氏は同年9月の民進党(当時)代表選を勝ち代表に就任。蓮舫氏は、都庁に代表就任のあいさつに訪れた際、「お互いこれからも頑張りましょう」と声をかけられ「知事がさまざまなことに向き合う姿に力をいただいています」と応じ、笑顔で名刺交換もするなど、女性リーダー同士の連携を確認し合った。

 小池氏との会談を終えた蓮舫氏は、当時「都政では(多くの問題が)次々と明らかになっており、2020年東京五輪・パラリンピック施設の予算も、水膨れしている。メスを入れるなら協力させてほしいと伝えた」と述べ、当時問題になっていた東京オリパラの費用問題をめぐる連携にも意欲をみせていた。

 一方、小池氏も民進党東京都連が開いたパーティーに出席した際に「改革を進める仲間とともに都政を進めたい」と、蓮舫氏を激励。蓮舫氏はこのメッセージに「小池氏は古い政治と戦っている。改革しようとする知事をしっかり支えたい」と応じたが、あれから8年の歳月が経過し、2人は都知事選を舞台に対決する見通しになっている。

 都知事選には、SNSで話題の広島県安芸高田市の石丸伸二市長(41)が5月17日に出馬表明。「NHKから国民を守る党」の新人13人も出馬を表明し、N国党は計30人の擁立を目指す方針としている。会社経営の山口節生氏、児童精神科医の大和行男氏のほか、公職選挙法違反の疑いで警視庁に逮捕された政治団体「つばさの党」代表の黒川敦彦容疑者も出馬表明しており、大乱戦になる可能性が高い。