【関西外大女子大生刺殺】お嬢様学校に通った被害者「目が大きくてめんこい子」「成績は常にクラス1位か2位」突然の訃報に悲しみ広がる地元

AI要約

19歳の関西外国語大学生がマンションで殺害された事件が発生。容疑者は元交際相手で、ストーカー行為を行っていたことが明らかに。

被害者は小中学校時代から文武両道で活躍し、英語に強く、将来の夢は英語を活かす仕事をすることだった。

周囲から愛される渡邉さんは、明るく人懐っこい性格で、遠く離れた山間部にある実家でも親しまれていた。

【関西外大女子大生刺殺】お嬢様学校に通った被害者「目が大きくてめんこい子」「成績は常にクラス1位か2位」突然の訃報に悲しみ広がる地元

 大阪府枚方市のマンションで、関西外国語大学に通う渡邉華蓮さん(19)の遺体が見つかった事件。司法解剖の結果、渡邉さんの死因は首を刃物で刺されたことによる失血死とみられ、遺体には、腹などを含め50カ所以上の切り傷や刺し傷があった。殺人容疑で逮捕された兵庫県明石市の無職、西光勝容疑者(26)は交際相手だったというが、渡邉さんの自宅前で待ち伏せするなど“ストーカー行為”をおこなっていたとみられる。

「交際していた2人は何らかの理由でトラブルになり、西光容疑者が家の前で待っていることなどもあったといいます。容疑者は『消費者金融に借金があったが、渡邉さんには隠していた』などと供述していますが、詳細な動機についてはまだ分からない部分も多く、取り調べが続いています」(大手紙社会部記者)

 渡邉さんの実家はJR福島駅(福島県)から、13キロほど離れた5~10ほどの集落が点在するのどかな山間部にある。周辺住民や同級生ら友人は突然の訃報に悲嘆に暮れていた。

「親父さんに似て、目がおっきくてな、きれいな子だったんだよ。めんこくていい子だった。家族だけでなく、周辺の者らみんなして可愛がってたよ」(近隣に住む男性)

 通っていた小学校は小規模校で、同学年は数人程度。同校の学校便りには、かつて渡邉さんが男子生徒に勝ってマラソン大会で優勝したり、介護施設への訪問活動が評価され、学校代表として市長から賞状を受け取ったりと各行事で活躍していたことが伺える。小中学校の同級生の親が話す。

「小さい頃から楽しく運動したり勉強したりしていました。運動はなんでも得意な子でした。中学ではテニス部に入り団体戦のエースとして活躍して、すごく上手だったと聞いています。勉強もよくできて、成績は常にクラスで1番か2番でした」

 文武両道の渡邉さんは中学を卒業すると、将来の夢に向かって女子校に進学した。

「華蓮は特に英語が得意でした。なので高校は、英語に強い私立の女子校に進学しました。将来は英語を使った仕事をしたいと言っていて、関西外大に進学したんです。成人式で久しぶりに会えると思っていたのに、突然こんなことになって。仕事が手に付かず、辛いです」(中学時代の同級生)

 通っていた高校は、お嬢様学校として有名なカトリック系の私立女子校だった。同校のホームページによると、教育の特色として、生徒間や来校者との挨拶で「ごきげんよう」という言葉が使われている。礼儀作法などマナー教育にも力を入れているといい、このような環境で渡邉さんは勉学に勤しんでいた。

「華蓮さんが通っていた高校の生徒は、比較的おとなしい子が多かった印象です。それでも恋愛目的で他校の人と関係を持つ子も多く、明るい華蓮さんも他校の男子生徒とお付き合いしていました。進路とか勉強の関係で遠距離になるから別れたと聞いています。それから1年くらいで、こんなことになってしまい、当時華蓮さんと関わっていた人達もみんな悲しんでいます」(別の高校に通っていた同級生)

 多くの同世代の友人らだけでなく、近隣からも愛されていた渡邉さん。親族と交流のある男性はこう話し肩を落とした。

「(華蓮さんの)おじいさんは昔、大手の物流会社で働いていて、何度か配達のとき話をしました。『30年以上働いて退職金をたくさんもらえるから孫にいっぱい使えるぞ』と嬉しそうにしていたのが印象的で孫思いのおじいさんです。今回のことが起きてしまいおじいさんはとても辛いと思います」

 どんな理由であれ、かけがえのない命を無惨にも奪った西光容疑者の罪は重い。