立憲・野田佳彦元首相、北海道5区で街頭演説 裏金問題巡り自民批判

AI要約

立憲民主党の野田佳彦元首相が裏金問題を批判し、政治改革を訴えるために北海道5区入りした。

自民党の和田義明衆院議員の裏金問題を取り上げ、選挙区は象徴的な意味を持つと指摘した。

野田氏は政治資金規正法改正案の議論が進む中、政治改革の必要性を訴えている。

立憲・野田佳彦元首相、北海道5区で街頭演説 裏金問題巡り自民批判

 国会で自民党派閥の裏金事件を受けた政治資金規正法改正案の議論が進むなか、立憲民主党の野田佳彦元首相が26日、北海道5区(札幌市厚別区・千歳市・恵庭市など)入りした。

 「私もかつて(政治資金)パーティーをやったことがあります。でももう、やっていません。『個人献金に変えていこう』。そういう、大きな流れを作り出したい」

 「(政治資金パーティーは)不祥事の温床になっている、こういうテーマに切り込んでいくことこそ、本当の政治改革だと思います」

 札幌市厚別区の街頭で、野田氏は裏金問題をめぐる自民党の姿勢を繰り返し批判した。

 5区は、過去5年間で990万円が政治資金収支報告書に不記載だった自民・和田義明衆院議員の地元。処分は、8段階中7番目の「戒告」だった。

 野田氏は解散総選挙を念頭に「党内の処分が甘いんだったらば、有権者が厳しい処分をすべきだ」と訴えた。

 5区は現時点で和田氏と立憲の前職・池田真紀氏の立候補が予想されている。「裏金に関わった議員に挑む象徴的な選挙区」と捉えているという。(原知恵子)