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住民緊迫「シカ」目撃相次ぐ どうやって東京・江東区に?
都内で目撃されたシカについて、3つのシナリオが追跡されている。専門家によると、1歳の雄のシカだという。
シカは都心から約6.5キロ離れた場所で目撃され、運送会社の敷地で20~30分ほど姿を現した後、フェンスを飛び越えて逃げ去った。
住民は突如現れたシカに戸惑いと危惧を示し、野生動物が都内に現れることに驚きを隠せない状況だ。
![住民緊迫「シカ」目撃相次ぐ どうやって東京・江東区に?](/img/article/20240524/66507806e1cd3.jpg)
目撃情報が相次いでいる「シカ」です。場所は東京・江東区。一体どうやって都内まで来たのか、「3つのシナリオ」を追跡しました。
愛くるしいシカ。ただ、大都会に現れたら話は別です。
23日、東京・江東区で撮影された写真です。柵の向こうをシカのような動物が歩いています。
動物研究家 パンク町田さん
「間違いなくシカ。去年の子どものオスかな、ツノありますもんね」
パンクさんによると、年齢は1歳ほどの雄のシカだといいます。
(山木翔遥アナウンサー)
「きのう(23日)午前3時ごろ、こちらの交差点で、体長1メートルほどのシカのようなものをみたと警官に通報がありました。この場所は車通りも非常に多く、草木はありますが舗装された幹線道路です。そして、大型ショッピングセンターや高層マンションが立ち並んでいる場所です」
シカが現れたのは、銀座から約6.5キロ。江東区の地下鉄・南砂町駅から南東に800メートルほど離れた交差点です。周辺には、ショッピングセンターやマンション、小学校やサッカー場もある地域です。
23日、目撃したという男性に話を聞くことができました。
目撃した人
「東京にまさかいるとは。フェンスの外にいた、午前9~10時の間」
写真が撮影されたのは、通報があった現場から400メートルほど離れた運送会社の敷地です。
目撃した人
「(体長)1メートルから1メートル50センチくらい。20~30分そこにいた。逃げたり、あまり動かなかった」
目撃情報はほかにも…
目撃されたシカは、スロープの近くで右往左往。その後、2メートルはあろうかというフェンスを飛び越え、茂みのほうへ逃げて行ったといいます。
生活圏に突如として現れたシカに住民は…
住民
「何するか分からないので、いなくなってほしいと思う」
「(Q.もし遭遇したら?)軽くパニックになる」
住民
「危ないと思う」
「(Q.シカが出たと聞いたことは?)ない、まったく。どこから来るのか…」
そもそも、東京の周辺でシカが生息しているのは、千葉県の房総半島や、荒川の上流の埼玉の山あいだといいます。
住民
「(東京に)なかなか来られない。トラックから逃げたとか?」
パンク町田さん
「(Q.人為的に運ばれた?)野生動物は簡単に輸送できない。無理やりつめて輸送すると傷だらけになる」