二枚舌?パーティー禁止法案提出の立憲民主党幹部が来月開催へ 大串博志氏「成立ならやらず」

AI要約

立憲民主党が自民党の派閥裏金事件を受けて、政治資金パーティーの全面禁止を盛り込んだ法案を提出しているが、党幹部が来月に政治資金パーティーを開催予定であることが判明。

立憲民主党の大串氏は法案成立までは個人でのパーティーは可能とし、二枚舌の対応として疑問視されている。

立民は政治資金パーティーの開催を禁止する法案を提出しており、法案成立まではパーティーの開催に問題はないとしている。

二枚舌?パーティー禁止法案提出の立憲民主党幹部が来月開催へ 大串博志氏「成立ならやらず」

 自民党の派閥裏金事件を受けて、政治資金パーティーの全面禁止を盛り込んだ法案を国会に提出している立憲民主党の幹部が来月、東京都内で政治資金パーティーの開催を予定していることが23日、分かった。

 立民の大串博志選対委員長(58=佐賀2区)でこの日、国会内で報道陣の取材に、来月にパーティーを開く予定であることを認めた。しかし、党の法案の内容とは異なる「二枚舌」とも言われかねない対応で、大串氏の対応だけでなく党の本気度を疑問視する声が出ている。

 大串氏は、党が提出している法案が成立するまでは「個人で政治資金パーティーを行うことはあり得るというスタンス」とした上で「法案が通り、政治資金パーティーをやめることが実現できれば、やらない」と述べた。パーティー禁止法案が成立するまでの間は、開催は問題ないとの認識を示した。

 大串氏は、「勉強会」として毎年定期的に政治資金パーティーを開催しているという。収入は収支報告書で「1円まで明細を明らかにしている」と訴えた。

 立民は今月20日、国民民主両党とともに批判の強い政策活動費の禁止などを盛り込んだ政治資金規正法改正案を衆院に提出した。それとは別に、政治資金パーティーの開催を禁止する法案を、単独で提出している。