3人死傷の射撃場で訓練再開 陸自50人参加、岐阜

AI要約

陸上自衛隊は日野基本射撃場で射撃訓練を再開し、隊員に対する新たな対策を導入している。

隊員が不適切な行為を行ったため、一度訓練を中止していたが再開した際にも問題が発生し再び中断していた。

陸自は事件を受けて隊員に対する対策を強化し、訓練中の安全を確保する取り組みを行っている。

 陸上自衛隊は22日、昨年6月に隊員3人が自動小銃で撃たれ死傷した事件があった岐阜市の日野基本射撃場で、中止していた射撃訓練を再開した。訓練には守山駐屯地(名古屋市)の隊員約50人が参加する予定。

 陸自第10師団(同)によると、昨年11月、事件後に中断していた射撃訓練を再開した際、同射撃場を出入りした車両に乗った隊員が外部に向かって中指を立てる不適切行為があり、再び訓練を中止していた。

 陸自は事件後、全部隊を対象に弾薬を渡すタイミングを見直し、銃と弾薬が同時に手元にある時間を減らすほか、不審な動きをする隊員を制止する対策を導入した。